接客とサービスの違いを知りたい方へ。
接客の仕事を探しているけど、なんか接客とサービスの違いが、よくわからない。
あと、接客サービスの仕事の実情があれば、ついでに知りたい。
と考えていませんか?
本記事では、下記の内容を解説します。
・接客サービスの実情
この記事を書いている私は、接客業を社会人で5年、アルバイト時代も入れると10年近く接客の仕事をしてきました。
その経験をもとに解説するので、信頼性の担保につながると思います。
接客とサービスの違い
接客とサービスの違い
『接客』は直接お客様と会話を通してサービスを提供するもので、『サービス』は手段が幅広く、お客様に価値を提供することです。
なので、接客はサービスの中の1種ともいえるでしょう。
もう少しそれぞれ深掘りしていきますね。
接客とは【具体例も解説】
接客は直接お客様との会話と通して、お客様が求めているものを提供することが仕事です。
接客といっても幅広く、大きく2つ(作業的接客・販売接客)に分けることができます。
作業的接客
お客様自信がサービスの価値をすでに理解していて、作業的に購入していくので、高度な接客は必要とされないもの。
例えば、コンビニ・スーパーのレジ業務やホテルのフロント業務などです。
日常的に購入しているもので、かつ説明されなくてもわかるものなので、お客様自信が商品・サービスを選んで、最後の会計や簡易的な確認をする接客です。
※仕事を始めるにあたって、専門性が必要なく、比較的だれでもすぐに始めることができる仕事。
単純な作業が好きな方やガッツリはお客様と話したくない方などに人気です。
販売接客
専門性の高い商品やサービスなので、お客様への助けが必要となる接客です。
例えば、家電や家具などの専門的な知識が必要な商品や美容関係の専門的な技術が必要な仕事です。
お客様自身だけでは、十分なサービスを受けることができないので、専門的な販売員のサポートによってサービスを提供する接客です。
※専門性が必要で、知識や技能が求められる仕事です。
接客を通して販売員の腕が試される仕事で、お客様との関係も深く、やりがいを感じやすい。人と話すのが好き、自分の実力を試したい方に人気の仕事です。
サービスとは【具体例も解説】
サービスはお客様が期待している以上の価値を提供することです。
サービスは、色々な手段がありとても幅が広いです。
例えば、移動もサービスのひとつで、電車や飛行機など、遠くでも早く目的地に着くことができるサービスです。
また、情報通信業でインターネット回線もサービスですね。
サービスは接客も含めさまざまな手段があり、お客様に期待以上の価値を届けること全般です。
接客サービスの実情
接客サービスの将来性
これからの接客サービスの業界は、縮小傾向になるかと思います。
なぜなら、インターネット社会の普及やAIによる自動化が進むからです。
✔︎インターネット社会の普及
現在インターネットで買えないものはないと言っていいくらい、全ての商品を揃えることができます。
しかも店舗販売よりも安く提供されていたり、わざわざ店舗に足を運ぶ必要がないので時間も交通費もかからずに、家でいつでも注文できます。
専門知識の必要な商品だとしても、Web上で調べることもできるので、正直、接客サービスを受けなくても問題ないケースが増えているので、接客サービス業界は縮小していると考えて良いでしょう。
✔︎AIによる自動化
作業的接客(レジ業務やフロント業務)はAIに取って代わられるのは時間の問題ですね。
接客サービスでは人件費のコストの比率が高く、経営者としても削減したいと思っているし、作業的な仕事であればコンピュータの方が正確でスピードも速いからです。
接客サービスの良さ
もちろん接客サービスが縮小するとはいえ、伸びていく業種や必要とされるケースもたくさん残るでしょう。
✔︎伸びる業種
介護サービスのような業種は伸びていくと思われます。
高齢化社会の日本では、これからさらに介護サービスの需要が増えていくのは間違いないし、機械ではなく人の心を通わせる仕事だからです。
✔︎接客を好む方は一定層いる
インターネット社会が普及したとしても、お客様の中には買い物は店舗で店員さんの接客を受けて、購入したい方は必ず一定層います。
店舗で直に商品を見たい、触りたい、話を聞きたい、買い物が好きなどなど、インターネットが便利とはいえ店舗方の接客サービスの良さもたくさんあるからです。
接客サービスで働くメリット
最後に、接客サービスで働くメリットを解説していきます。
✔︎こんな不特定多数の人と関われる機会はない
接客業をしていれば、さまざまな人と関われる機会があります。
毎日毎日、不特定多数のお客様が来店しますしね。
いろんな方と接することで、性格や生き方など、自分の考えにはないような刺激が得ることができます。
仕事内容は時間が経てば慣れることもあるかと思いますが、接客は1つとして同じことはないのでとてもやりがいがあり良い経験を積むことができます。
✔︎接客のスキルは私生活でも活かせる
数えることができないくらい接客をしていると、人の心理を読むことができたり、自分の感情をコントロールできるようになってきます。
人間関係の部分が鍛えられるので、家族や友達、恋人との関係を良好に保つことに活かすことができます。
✔︎接客のスキルはどこでも活かせる
接客のスキルはどんな職業にも活かすことができるので、経験しておいて損はありません。
なぜなら、全ての職業は人相手のビジネスだからです。
接客で身に付けられるお客様の心理を読み、適切なモノやサービスを提供できるスキルは、どんな場面でも必要です。
インターネットでも、直接的に人と対面はしなくても、画面の向こうの人に対して販売するからです。
どんなビジネスも、人相手なので、接客で身に付けたスキルは必ず役に立ちます。
以上で、接客とサービスの違いの解説でした。
最後に振り返っておくと、接客はサービスの中の1つです。
・サービス:お客様が期待している以上の価値を提供すること。
接客業の全知識をまとめて知りたい方はこちらを参考にどうぞ。
良い接客生活を!
おわり。