「残り何ヤード?」と聞かれても、コースのどこを見れば距離がわかるのかよくわからない。
杭やスコアカードに書いてある数字が、どこまでの距離なのかもはっきりしない。
ゴルフを始めたばかりのころは、誰でもここで迷うと思います。
僕は社会人になってからゴルフにハマり、一時期は毎日のように練習場に通っていました。
今も月に何度かコースを回っています。
この記事では、コースで距離を知る方法と、その数字を「実際に打つ距離」に直すコツをまとめます。
- ホールの距離(スコアカードの数字)は、ティーからグリーンの真ん中までが基本
- 残り距離は、ヤード杭・スプリンクラーの数字・カートナビで知る
- ピンが手前なら引き、奥なら足す。打ち上げは足し、打ち下ろしは引く
- いちばん正確で早いのは、レーザー距離計かGPSの距離計

ゴルフコースの距離はどこからどこまで?ティーからグリーンの真ん中まで
スコアカードやコースガイドに書いてある各ホールの距離は、ティーグラウンドから、グリーンの真ん中までの距離を表しているのが基本です。
ポイント①:単位はヤード(1ヤード=約0.91m)
日本のゴルフ場では、距離はほとんどヤードで書かれています。
1ヤードは0.9144mなので、100ヤードは約91m、150ヤードは約137mです。
ふだんメートルで考えている人は、「ヤードはメートルより1割ほど短い」と覚えておくと、感覚がつかみやすいです。
ポイント②:曲がったホールは、フェアウェイの真ん中に沿って測る
左右に曲がったホール(ドッグレッグ)は、ティーとグリーンを一直線に結ぶのではなく、ふつうボールを運ぶフェアウェイの真ん中に沿った距離で書かれています。
そのため、コーナーを近道すれば、スコアカードの数字より短い距離でグリーンに届くこともあります。
ポイント③:ティーの色ごとに距離が変わる
同じホールでも、バックティー・レギュラーティー・レディースティーなど、使うティーによって距離が変わります。
スコアカードにはティーごとの距離が並んでいるので、自分が打つティーの列を見ます。
また、距離を測りはじめる場所(起点)は、ティーにある距離の看板の位置や、ティーグラウンドのいちばん後ろなど、ゴルフ場によって決め方が違います。
ティーグラウンドは前後に広いことも多いので、その日のティーマークの位置によって、実際の距離は数ヤード変わります。
| よくある呼び方 | どんな人向け | 距離の目安 |
|---|---|---|
| バックティー | 上級者・競技 | いちばん長い |
| レギュラーティー | 一般の男性 | ふつう |
| フロント・シニアティー | シニア・初心者 | やや短い |
| レディースティー | 女性 | いちばん短い |
※ティーの色や呼び方は、ゴルフ場ごとに違います。
ポイント④:グリーンの「真ん中」か「手前のエッジ」かはコースで違う
杭やスプリンクラーの数字は、多くのコースでグリーンの真ん中までの距離ですが、グリーンの手前のふち(エッジ)までの距離を表示しているコースもあります。
真ん中だと思って打ったら手前のエッジまでの数字だった、というだけで10ヤード以上ずれることがあります。
初めてのコースでは、スコアカードの裏やカートの中の案内で、どこまでの距離かを確かめておきましょう。
コースで残り距離を知る5つの方法
コースの中には、残り距離を知るための目印がいくつも用意されています。
目印で「グリーンの真ん中までの距離」を知り、そこからピンの位置で足し引きするのが基本の流れです。
目印でグリーンの真ん中までの距離を知り、ピンの位置で足し引きする| 方法 | わかる距離 | 正確さ | 手軽さ |
|---|---|---|---|
| ヤード杭・木 | 残り200・150・100ヤードなど | △ | ◎ |
| スプリンクラー・地面の印 | その場所からの距離 | ○ | ○ |
| カートナビ | カートの位置からの距離 | ○ | ◎ |
| レーザー距離計 | ピンまでの直線距離 | ◎ | ○ |
| GPS距離計(腕時計型など) | グリーンの手前・真ん中・奥 | ○ | ◎ |
方法①:ヤード杭・木で知る(残り150・100ヤードなど)
フェアウェイの左右には、グリーンの真ん中までの残り距離を示す杭や、目印の木が立っています。
残り200・150・100ヤードなどの地点に立っていることが多いですが、色や本数はゴルフ場ごとに違います。
ボールが杭と杭のあいだにあるときは、近い杭から自分のボールまでを歩いて、その分を足したり引いたりします。
大人の男性の大股1歩がだいたい1ヤードなので、歩数で数えるとおおよその距離がわかります。
方法②:スプリンクラー・地面の印で知る
フェアウェイに埋まっているスプリンクラーのふたや、地面の小さな印に、グリーンまでの距離が書いてあるコースもあります。
杭よりも数が多いので、ボールの近くで見つけやすいのが良いところです。
方法③:カートナビで知る
最近は、乗用カートに画面がついていて、カートの位置からグリーンまでの距離を表示してくれるコースが増えています。
ただ、表示されるのはカートのある場所からの距離です。
カートとボールが離れているときは、その分を足し引きする必要があります。
方法④:レーザー距離計でピンを直接測る
レーザー距離計は、のぞいてピンに合わせ、ボタンを押すとピンまでの距離を測ってくれる道具です。
ピンそのものまでの距離がわかるので、いちばん正確です。
方法⑤:GPS距離計(腕時計型・スマホアプリ)で知る
GPS距離計は、地図のデータをもとに、グリーンの手前・真ん中・奥までの距離を表示します。
腕時計型なら手首を見るだけで距離がわかり、ピンが見えないブラインドホールでも使えます。
注意:左右の杭のあいだは、杭の数字より短い
ヤード杭は、グリーンを中心に円をえがくように、同じ距離の場所に立てられています。
そのため、左右の100ヤード杭のちょうど真ん中(フェアウェイの真ん中)にボールがあっても、そこは100ヤードではなく、少し短くなります。
左右の杭を結んだ線で考えず、「グリーンからの距離が同じ線は、グリーンに向かってへこんだ弧になる」と覚えておくと、打ちすぎを防げます。
注意:グリーンが2つあるコースは、どちらのグリーンかを確かめる
日本のゴルフ場には、1つのホールにグリーンが2つ(左右に)あるコースが多くあります。
その日に使うグリーンによって距離が変わり、ティーの看板には左右それぞれの距離が書かれていることが多いです。
スコアカードやティーの看板に「L」「R」のように分けて書かれていることがあるので、その日に使うグリーンの数字を見ます。
コースのレイアウトやグリーンの数は、じゃらんゴルフなどの予約サイトのコース紹介でも事前に見られます。
初めてのコースは、前日に一度見ておくと安心です。
測った距離を「実際に打つ距離」に直すコツ
目印でわかるのは、あくまで平らな地面で、グリーンの真ん中までの距離です。
ピンの位置・高低差・風を足し引きして、はじめて「打つ距離」になります。
ピンの位置:手前なら引く・奥なら足す
グリーンは、たてに30ヤード前後あることもめずらしくありません。
ピンが手前にあれば真ん中より近く、奥にあれば遠くなります。
ピンの位置は、スタート前にもらうピン位置の表(ピンポジション)や、旗の色で知らせているコースがあります。
旗の色の決まりもゴルフ場ごとに違うので、カートの中の案内で確かめます。
| ピンの位置 | 足し引きの目安 |
|---|---|
| 手前 | グリーンの真ん中までの距離から5〜10ヤード引く |
| 真ん中 | そのまま |
| 奥 | 5〜10ヤード足す |
※グリーンの大きさによって変わります。ピン位置の表に数字が書いてあれば、その数字を使います。
高低差:打ち上げは足し、打ち下ろしは引く
グリーンが高いところにある打ち上げは、ボールが早く落ちるので、表示より長めのクラブが必要です。
反対に打ち下ろしは、表示より短めのクラブで届きます。
どのくらい足し引きするかは、高さやボールの高さによって変わります。
最初は「少し打ち上げなら1番手長く」くらいから試し、自分の感覚をつかむのがおすすめです。
風・ライ:迷ったら大きめのクラブで
向かい風なら距離が落ち、追い風なら伸びます。
ラフやつま先下がりなど、ボールのある場所(ライ)によっても飛ぶ距離は変わります。
アマチュアのミスでいちばん多いのは、グリーンの手前に届かない「ショート」です。
迷ったら、大きめのクラブを持つほうが結果が良くなりやすいです。
距離計で正確な距離を測りながら回ると、「目で見た感じ」と実際の距離のずれがわかってきます。
慣れてくると、距離計がないときの目測も合いやすくなるので、距離計は目で距離を見る練習にもなります。
レーザー距離計とGPS距離計の違い|どっちを選ぶ?
距離計には、レーザー型とGPS型の2種類があります。
ピンまでの正確な距離ならレーザー、手軽さならGPSと考えると選びやすいです。
| レーザー距離計 | GPS距離計(腕時計型など) | |
|---|---|---|
| 測れる距離 | ピン・木・池など、見えるものまで | グリーンの手前・真ん中・奥、ハザードまで |
| 正確さ | ◎(ピンまでの実際の距離) | ○(地図のデータによる) |
| 見えない場所 | ×(見えないと測れない) | ○(ブラインドホールでもわかる) |
| 手軽さ | ○(取り出してのぞく) | ◎(手首を見るだけ) |
| 向いている人 | ピンを狙って距離を合わせたい人 | まずは大まかな距離を手軽に知りたい人 |
レーザー距離計が向いている人
グリーンを狙うショットで、ピンまでの距離をきちんと合わせたい人に向いています。
ピンに当たったときに本体がふるえて知らせるものや、高低差を考えた距離を表示できるものもあります。
GPS距離計が向いている人
ラウンド中ずっと残り距離を知りたい人や、取り出す手間をはぶきたい人に向いています。
腕時計型なら、ふだん使いの時計にもなります。
距離計はルール上使っていい?高低差の機能に注意
2019年からのゴルフ規則では、距離計測機器で距離や方向の情報を得ることが認められました。
ただし、高低差を測る機能は、オンにしたまま使うと規則違反です(みんなのゴルフダイジェスト)。
高低差の機能がついた距離計でも、その機能をオフにしていれば使えます。
最近の距離計には、高低差の機能を切りかえるスイッチや「競技モード」がついているものが多いです。
ふだんの友達とのラウンドなら、高低差の機能を使っても問題になることはほとんどありません。
ただし、競技やコンペでは、主催者が距離計の使い方を決めていることがあるので、事前に確かめておきましょう。
- レーザーを人や車に向けない・のぞいたまま太陽を見ない
- 競技では高低差の機能をオフにする(主催者のルールを確認)
- 前の組がまだグリーンにいるうちに、ピンを狙って測らない(マナー)
距離計の選び方|買う前に見る4つのポイント
距離計は1万円台から5万円以上まで値段の幅があります。
「ピンへの合わせやすさ」と「高低差の切りかえ」を中心に選ぶと、失敗しにくいです。
ポイント①:ピンに合わせやすいか
レーザー距離計は、うしろの木ではなく手前のピンを拾ってくれるかが大事です。
ピンを拾うと本体がふるえて知らせる機能があると、合わせたかどうかがすぐにわかります。
ポイント②:高低差の切りかえができるか
練習ラウンドでは高低差を見て、競技ではオフにする、という使い分けができるものが便利です。
ポイント③:画面の見やすさ
晴れた日や夕方でも数字が見えるかは、使いやすさに直結します。
表示の色や明るさを変えられるものもあります。
ポイント④:大きさ・重さ
ポケットに入る小さいものは、カートまで戻らなくても使えます。
腕時計型は、つけたまま打てる重さかどうかも見ておきましょう。
距離を測るのにおすすめの距離計4選
ここでは、楽天市場で販売中を確かめた距離計を4つ紹介します(2026年10月時点)。
はじめての1台なら、小さくて高低差も見られるレーザー距離計が使いやすいです。
値段はお店によって変わるので、カードから最新の価格を確かめてください。
| 商品 | 種類 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ニコン COOLSHOT 20i GIII | レーザー(小型) | はじめての1台にしたい人 |
| ショットナビ Voice Laser GR Leo | レーザー | 画面の見やすさを重視する人 |
| ブッシュネル ピンシーカー ツアーV6 シフトジョルト | レーザー | ピンへの合わせやすさを重視する人 |
| ショットナビ Evolve SE | GPS(腕時計型) | 手軽に残り距離を知りたい人 |
①ニコン COOLSHOT 20i GIII|小さくて持ち歩きやすい
カメラのメーカーとして知られるニコンの、手のひらに収まる小さなレーザー距離計です。
高低差に対応していて、はじめての1台にも選びやすいモデルです。
②ショットナビ Voice Laser GR Leo|2色の画面で見やすい
国内メーカーのショットナビのレーザー距離計で、緑と赤の2色で表示を切りかえられるのが特徴です。
音声で距離を知らせる機能もあります。
③ブッシュネル ピンシーカー ツアーV6 シフトジョルト|ピンを拾うとふるえる
距離計の定番ブランド、ブッシュネルのモデルです。
ピンを拾うと本体がふるえて知らせる機能があり、ピンに合わせたかどうかがすぐにわかります。
高低差の機能を切りかえるスイッチもついています。
④ショットナビ Evolve SE|腕時計型で手首を見るだけ
腕時計型のGPS距離計です。
グリーンの手前・真ん中・奥までの距離を、手首を見るだけで確かめられます。
競技モードや高低差の機能もついています。
初めてのゴルフ場を予約するときは、コースのレイアウトや各ホールの距離が予約サイトで見られます。
ゴルフの距離の測り方のよくある質問
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Qゴルフコースの距離は、どこからどこまで?
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Aふつうは、ティーグラウンドからグリーンの真ん中までの距離です。曲がったホールは、フェアウェイの真ん中に沿って測った距離が書かれています。コースによってはグリーンの手前のエッジまでの距離のこともあります。
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Qヤード杭の距離は、ピンまでの距離?
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A多くのコースでは、グリーンの真ん中までの距離です。ピンが手前なら引き、奥なら足して使います。どこまでの距離かはコースの案内で確かめましょう。
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Q1ヤードは何メートル?
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A1ヤードは0.9144mです。100ヤードは約91m、150ヤードは約137mです。
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Q距離計なしで距離を測るには?
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Aヤード杭やスプリンクラーの数字から、ボールまでを歩いて足し引きします。大人の大股1歩がだいたい1ヤードです。カートナビがあるコースなら、それも使えます。
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Q距離計は試合(競技)で使える?
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A2019年からのゴルフ規則では、距離を測ること自体は認められています。ただし高低差の機能はオフにする必要があり、大会によっては使えないこともあるので、主催者のルールを確かめてください。
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QレーザーとGPS、初心者はどっちがいい?
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A手軽さならGPS(腕時計型)、ピンまでの正確な距離ならレーザーです。まず大まかな距離を知りたい初心者には、GPSも使いやすいです。
まとめ:目印で距離を知り、ピンと高低差で足し引きする
残り距離がわかると、クラブ選びに迷う時間がへり、ショットにも自信が持てるようになります。
まずは「グリーンの真ん中まで」と「ピンの位置」の2つを意識するところから始めてみてください。
\ 迷ったら、まずは小さくて扱いやすいレーザー距離計から /

