ゴルフのラウンドは、普通『in・out』どっちからスタートするのか知りたい方へ。
ゴルフ場の予約をするときやラウンドするとき、『in・out』に分かれているけど、普通どっちからスタートするのか、よくわかっていない。
あと、イン(in)・アウト(out)の意味や由来もあれば、ついでに知りたい。
と考えていませんか?
本記事では、下記の内容を解説します。
・OUT(アウト)とIN(イン)の由来と意味
この記事を書いている僕は、プロゴルファーを目指したくらいゴルフにはまり、毎週練習と毎月ラウンドしています。
その経験と知識をもとに解説していきますね。
ゴルフ『IN・OUT』普通どっちからスタート?
ゴルフは『OUT』スタートが普通です
結論からいうと、ゴルフのラウンドは『OUT』コースから回るのが普通です。
ゴルフ場は18H(ホール)で構成され、前半後半の9Hずつに分けられます。
1H~9HをOUT(アウト)、10H~18HをIN(イン)として、1HのOUTからラウンドするのが普通ですね。
もちろん、『OUT』からスタートしなければいけない、ということはないので『IN』からスタートしてもオッケーですし、正直OUT・INを気にしているゴルファーは少ないかと。
ただ、ゴルフ場の予約サイトを見てみると、『OUT』からのスタートの方が予約が埋まりやすい傾向はありますね。
OUT(アウト)とIN(イン)の由来と意味
OUTからスタートすることが普通ですが、日本語からすると『OUT→IN』の順は違和感があるかと。
OUTとINの由来と意味を理解すれば解決できるので、見ていきましょう。
OUT・INの由来
引用:ALBA
OUT・INの由来は、イギリス最北端に位置するスコットランドの「セントアンドリュースオールドコース」で、そのコースレイアウトのなごりが現在でも残っていると言われます。
スコットランドのゴルフ場は、「リンクス」と言われ、海岸沿いの地形を活かしたコース設計になっています。
前半1~9Hのアウトコースは、クラブハウスからスタートし海岸に沿ってゴルフ場の端まで行きます。
後半10~18Hのインコースは、ゴルフ場の端からクラブハウスに向かって帰ってくる設計です。
『OUT・IN』の言葉は、クラブハウスを起点に使われています。
前半はクラブハウスから遠ざかっていく意味の「going out」から『OUT』と略され、
後半は折り返してクラブハウスに帰ってくる意味の「coming in」から『IN』と略されて、
『OUT・IN』の言葉で表現されています。
日本と海外のゴルフ場の設計は違うものの、『OUT・IN』の言葉はそのまま使われていますね。
日本と海外のゴルフ場の設計の違い
『OUT・IN』は同じように使われますが、そもそも日本と海外のゴルフ場の設計は異なります。
海外は、OUTの1HからスタートしてINの18Hまでクラブハウスにもどらない設計になっていています。
一方、日本はOUTの1Hからスタートして9Hをホールアウトしたら一度クラブハウスに戻って、INの10Hから18Hを回ってまたクラブハウスに戻ってくる設計になっています。
ゴルフの世界の基準は、1H~18Hのスループレーが一般的で、日本もコース設計は違うものの、『OUT・IN』は世界の基準に合わせているので、違和感はありあすが『OUT→IN』の順番でラウンドするのが普通になります。
余談:なぜ日本はスループレーが基本じゃないのか?
日本のゴルフ場は、ゴルフのプレーだけではなく、社交の場としても大きな役割を担っていたため、前半と後半の間に休憩・昼食をとれるよう、コースの折り返しでクラブハウスに戻ってこれるよう設計されています。
また、「OUTの1H」と「INの10H」から同時にスタートすることが可能なので、より多くの利用者を確保でき、ゴルフ場の経営としては合理的な設計になっていますね。
以上で、ゴルフ『IN・OUT』普通どっちからスタート?の解説でした。
ゴルフのラウンドは、普通『OUT』からスタートになります。
『OUT』スタートは日本人にとっては違和感があるかもしれませんが、世界のゴルフの基準に合わせていますね。
とはいえ、ゴルフの予約をするときは、OUTでもINスタートどちらでもオッケーなのでそこまで気にしなくて良いかと。
ただ、ゴルフ場や設計者からすると、OUTの1HからINの18Hの流れを意識した設計や戦略を考えて作っているので、OUTスタートの予約ができるのであれば、流れ通りの方が楽しめますかね。
以上、解説でした。
良いゴルフライフを!おわり。