正しいハンドファーストについて知りたい方へ。
ハンドファーストで打つことが良いってよく聞くけど、ハンドファーストをよく理解できていない。
あと、ハンドファーストで打てるコツや練習方法とかあれば、ついでに知りたい。
と考えていませんか?
本記事では下記の内容を解説します。
- 正しいハンドファーストとは
- ハンドファーストはするものじゃない【コツ・練習方法】
この記事を書いている僕は、毎週の練習と毎月ラウンドしているくらいゴルフにはまり、ハーフベストは38です。その経験とノウハウから解説するので信頼性の担保につながると思います。
正しいハンドファーストとは
ハンドファーストとは【ハンドレイトとの違い】
ハンドファーストとは、手元(グリップ)がボールよりも先行している状態のことです。
プロゴルファーはもちろん上級者はハンドファーストでインパクトをむかえていますね。ゴルファーにとって理想のスイングと言えるでしょう。
✔︎ ハンドレイトとは
ハンドレイトとは、ハンドファーストとは逆で手元(グリップ)がボールよりも後続している状態のことです。
ハンドレイトにインパクトをむかえると、ボールが高い弾道になりやすかったりスライスが出やすく、飛距離が出ないですね・・・。
ハンドファーストで打つメリット
続いてなぜハンドファーストで打つことが良いのか?メリットを見ていきましょう。
✔︎ ハンドファーストのメリット
- 飛距離がでやすい
- ボールの方向性が安定しやすい
- ミスショットがでにくい
飛距離がでやすい
飛距離がでやすくなります。というのも、ハンドファーストでインパクトをむかえるとロフトが立った状態になるからです。角度がつけばゴルフクラブの番手があがるのと同様に、上ではなく前に推進力が発揮されますね。
※補足:ハンドファーストはドローボールが出やすい
フック系のボールが出やすくなります。その理由はハンドファーストで打つ場合、スイング軌道が『インサイドアウト』でボールをとらえるからです。
ドローボールが打てればランが出やすいですし、風邪にも強いボールなので飛距離がでますね。
ボールの方向性が安定しやすい
ボールの方向性が安定しやすいです。というのも、ハンドファーストでスイングすできると、インパクトゾーンを長くできるからです。
つまりボールを点で当てるのではなく、接着時間が長くボールを目標に向かって乗せて運ぶようなイメージですね。接着時間が長い分ボールの方向性も安定します。
ミスショットがでにくい
トップやダフリなどのミスショットがでにくくなります。先ほどと同様にインパクトゾーンが長くなるからです。
インパクトゾーンが長くなればなるほど、多少クラブの入り方がズレても大きなミスにならないですね。なので極端なトップやダフリはでにくくなります。
✔︎ インサイドから入るスイング軌道
先ほども少し解説しましたが、ハンドファーストで打つとインサイドアウトのスイング軌道になるやすく、ダウンスイングがインサイドからくるとクラブヘッド が低い位置からながーくインパクトをむかえられますね。
逆にダウンスイングでアウトサイドからクラブが入ると、クラブヘッドが上からくるのでインパクトゾーンは小さく点で合わせるしかありません・・・。インパクトを点で合わせようとすれば、ちょっとしたズレでトップっもダフリも出るので注意しましょう。
ハンドファーストはするものじゃない【コツ・練習方法】
ハンドファーストはするものじゃない
タイトルでも言ったとおりハンドファーストは意図的にするものではありません。
というのもハンドファーストでインパクトをむかえるのは通過点でしかなく、良いスイングができていれば結果的に“自然となる”ものだからです。
※注意:ハンドファーストの形を無理に作らない
よくありがちなのはハンドファーストがしたくて、無理に形だけを作ろうとしてしまうことです。無理に形を作ろうとすると不自然なスイングになり、さらに悪化することもあるのでやめましょう。
上記を意識して次に具体的な練習方法を見ていきましょう。
ハンドファーストで打つ練習方法
ハンドファーストで打つための練習方法を5つに分けて解説します。
- 現状のスイングをチェック
- クラブがボールに勝手に当たるイメージを持つ
- ハーフショット、アプローチで感覚をつかむ
- 体でスイングする【手打ち禁止】
- 前傾姿勢をキープし続ける
現状のスイングをチェック
まずは現状のスイングでハンドファーストができていないことを確認しましょう。というのもハンドファーストができていないことをしっかり自覚しないと改善していけないからです。
✔︎ スイングをチェックする方法
①動画を撮影
スマホなどで自分のスイングを撮影してチェックしましょう。インパクトの瞬間で静止させるとよりハンドファーストで打てているかどうかわかりますね。
撮影にはスマホスタンドがあると便利です。スマホスタンドは1,000円ほどで買えちゃうので、持っていない方は購入しておくといいかと。1,000円ほどでゴルフがうまくなると思えば安いですからね。
②タオル1枚使った確認法
タオル1枚を使ってハンドファーストができているかチェックしてみましょう。タオルを4つおりくらいの厚さにしてダウンスイングの軌道線上に置くだけでOKです。ボールからの距離は徐々に縮めていくといいかと。最も近くて20cmほどを目安にしましょう。
ハンドファーストで打つことができれば、手前に置いたタオルに触れることなくボールにコンタクトできます。一方、できていなければタオルに当たって動いてしまいますね。
クラブがボールに勝手に当たるイメージを持つ
クラブがボールに勝手に当たるようなイメージでスイングするといいでしょう。
というのもクラブヘッドをボールに当てにいこうとしているうちは、ハンドファーストで打つことができないからです。当てにいこうとすると手元が先行せずにクラブヘッド を先行させるような形になってしまいハンドファーストではなくハンドレイトになりますね・・・。
なのでスイングの途中で勝手にボールが当たるイメージで練習することが大事です。
ハーフショット、アプローチで感覚をつかむ
フルショットではなくハーフショットやアプローチ練習で感覚をつかむといいでしょう。というのもフルショットだとどうしても力が入ったりバランスを崩してしまいがちだからです。
ハンドファーストの形でアドレスして、そのまま形を保持したままスイングするとハンドファーストでインパクトをむかえやすいですね。
まずはハンドファーストがしやすい小さなスイングで繰り返し練習して、感覚をつかむといいでしょう。
体でスイングする【手打ち禁止】
体全体でスイングすることが大事です。というのも手だけで打ちにいく「手打ち」ではハンドファーストにならないからです。
インパクト時に手元が先行している状態ができるには、体全体の動きに対して後から腕とクラブがついて来ないといけませんね。
なので肩や体を先に動かしつつ、それにつられて腕やクラブがついてくるように、体全体でスイングすることが大事です。
前傾姿勢をキープし続ける
アドレス時に作った前傾姿勢はスイング中キープし続けましょう。なぜならインパクト時に体が起き上がってしまえば、手元が先行しないのでハンドファーストにならないからです。
スイング中前傾姿勢をキープし続けられれば、アドレス時に構えたハンドファーストの形で自然とインパクトをむかえられるかと。
✔︎ 前傾姿勢をキープし手打ちしなければダフリません
前傾姿勢をキープできずにインパクトで体が起き上がってしまう方はダフってしまいそうで怖いかと・・・。ただし手打ちにならなければダフらないので勇気を持ってトライしてみてください。
というのも手打ちになってしまえばコックが早めにほどけてクラブヘッドが落ちてしまいダフってしまいますが、コックがキープされた状態でインパクトがむかえられればハンドファーストでクラブヘッドが落ちないのでダフリませんね。
おまけ:僕のスイングの参考動画
ハンドファーストのスイングに取り組んでいる時のアイアンショット動画です。
参考までにぜひご覧ください。
以上、正しいハンドファーストの解説でした。
ハンドファーストはするものではなく、いいスイングの過程で自然にできるものなので決して無理に形だけを作らないよう注意しましょう。
いいゴルフライフを!
おわり。