電動リクライニングソファは故障しやすいかどうか知りたい方へ。
電動ソファの購入を検討しているけど、なんか電気系統があるから、故障しやすいのではないかと心配。
あと、故障した時の対処法とかあれば、ついでに知りたい。
と考えていませんか?
本記事では、下記の内容を解説します。
- 【結論】電動リクライニングソファは故障しにくいです
- 電動ソファが動かない場合の対処法
この記事を書いている僕は、大手家具店で5年以上はたらき、ソファの責任者を任されていました。
なので、電動ソファの販売から、アフター対応まで、数多くこなしました。
その経験とノウハウをもとに解説するので、信頼性の担保につながると思います。
電動リクライニングソファは故障しにくいです
【経験談】電動ソファの故障の問い合わせは少なかった話
結論は、電動リクライニングソファは、電気系統やモーターがありますが、故障しにくいですね。
というのも、家具店に5年以上勤務してきましたが、故障の問い合わせは数件ほどしかなかったからです。
ちなみに、勤めている会社は大手家具販売店で、電動ソファだけでも年に数百本は販売している中での故障の問い合わせは数件だけなので、故障しにくいことがよくわかるかと。
※ 補足:僕が勤めている会社はニトリではありません
勤めている会社はニトリではないですが、ニトリで取り扱いのある電動ソファは、当社でも取り扱いをしているので、ニトリの電動ソファを含めた、ほぼ全ての電動ソファは故障しにくいと言えます。
もちろんメーカーによって、電気系統やモーターの品質は異なりますが、大差があるというほどではないかと。
次に、具体的な故障の内容を見ていきましょう。
電動ソファの故障の内容
故障はしにくいとはいえ、100%ではないので、参考までに実際にある故障内容を解説します。
主な故障内容は以下のとおり。
- コードの断線
- モーターの故障
- リモコンの故障
順番に見ていきましょう。
コードの断線
電動ソファの故障の内容として、最も多いのが『コードの断線』です。
(故障の問い合わせの9割ほどは、断線によるものでした)
というのも、電動ソファのコードは、ソファの背中の下から出ていますが、配線を整えずに放置していると断線の可能性が高くなるからです。
例えば、コードがグチャグチャしていれば、リクライニングをしている時に、コードを巻き込んで断線したりします。
また、コードがコンセントの関係で、通路をまたいでいると、重いもので何度も踏みつけたりすると断線しますね。
モーターの故障
モーターの故障は、数は少ないですが可能性はあります。
電動ソファのモーターは、一般的には油圧式のタイプが使用されていますが、油圧式のタイプは消耗品だからです。
長期間にわたって、たくさんリクライニング機能を使えば、いずれは動かなくなるかと。
とはいえ、僕が5年勤めて、モーターズ自体の故障は1件だけでしたね。
モーターの寿命よりも、ソファの寿命の方が先にくる方が多いかと。
リモコンの故障
リモコンの故障は、モーターと同じく、数は少ないですが可能性はあります。
リモコンは、ソファのアーム外側についていることが多いですが、接触の不具合やリモコン自体の故障が考えられます。
とはいえ、僕が5年勤めて、リモコンの故障は2件ほどだけでしたね。
電動ソファの故障の予防策
電動ソファを購入した際には、先ほど解説した故障の原因の予策をしておくことをオススメします。
とはいえ、モーターやリモコンは商品の品質によるもので、予防策はありませんが、故障原因で最も多い『コードの断線』の予防策はできるので、しっかり予防しておきましょう。
予防策はシンプルで、『コードの配線をきれいに整理しておくこと』です。
例えば、以下のような方法があります。
- ソファを壁際に設置
- 床コンセントの設置
- 専用バッテリーの使用
- じゅうたん、カーペットの活用
- 配線カバーの使用 など
コードの配線をきれいにしておくことで、故障の原因である、巻き込みや踏みつけによる断線を予防できますね。
また、配線がごちゃごちゃしていれば、見た目が悪くなるので、せっかくの素敵な電動ソファをよく見せるためにも、配線はきれいにしておくのがいいかと。
電動ソファのコードやコンセントを上手に配線する方法を詳しく知りたい方は電動ソファのコンセント・コードを上手く配線する方法【すっきり隠す】をどうぞ。
電動ソファが動かない場合の対処法
電動ソファは故障しにくいとはいえ、万が一動かなくなったときのために、対処方法をまとめておきます。
コードが抜けていないかチェック
電動ソファが動かない場合に、まず初めにチェックすることは『コードが抜けていないか』です。
その理由は、意外とただコードが抜けていただけといったケースが多いからです。
リクライニングを繰り返し動かすことで、コードが動いたり、引っ張られることもあるので、意外と何もしてないけどコードが抜けてしまうことがありますね。
さらに、コードの連結箇所は多いので、抜けてしまう可能性も高くなります。
✔︎ ニトリの電動ソファのコードの画像
上記写真のとおり、コードの連結箇所は複数箇所あるので、動かなくなった場合には、まずコードが抜けていないかを、すべてチェックしてみるといいでしょう。
断線していないかのチェック
断線していないかチェックしましょう。
外見から、コードが破損していたり強く折り曲がっていないか。
また、外傷が確認できない場合は、アダプターのランプがついているかもチェックするといいでしょう。
電源が入っているのに、アダプターのランプが消えていれば、断線している可能性がありますね。
✔︎ 断線の対処方法
断線箇所がわかれば、コードを取り替えることで、電動ソファが動くことがあります。
コードを取り寄せ、コードを交換すればいいので、比較的簡単にできるかと。
購入した店舗に問い合わせ
コードが抜けていなくて、断線もしていない場合は、内部のモーターやリモコンに不具合がある可能性が高いです。
電動ソファのモーターやリモコンは、意外と交換しやすいです。
なので、パーツだけ交換すれば、動くようになることも多いですね。
とはいえ、素人が行うのは少し難易度が高いかと思うので、まずは購入した店舗に問い合わせすることをオススメします。
✔︎ 補足:モーターやリモコンはソファ裏から見ることができる
一般的な電動ソファでは、モーターやリモコンは、ソファをひっくり返して裏からのぞくと確認できます。
自分で修理してみたい方は、一度ソファの裏から内部を見てみるといいでしょう。
以上で、電動リクライニングソファの故障についての解説でした。
電動ソファの電気系統やモーターは比較的、故障しにくいと言えるかと。
さらに、故障の原因で最も多いのが、「コードの断線」ですが、しっかりと配線と整えれば故障のリスクを抑えられますね。
また、万が一故障したとしても、パーツさえあれば交換できるケースも多いので、メンテナンスもしやすいです。
電動ソファは、電気系統やモーターがある分、故障の心配はあるかと思いますが、心配する以上に故障は少ないのが現実ですね。
>> 電動ソファの全知識まとめを見たい方はこちらをどうぞ。
快適なリビングライフを!
おわり。