電動ソファは気になるけれど、「モーターが付いているから、すぐ壊れるんじゃない?」と心配になりますよね。
高い買い物なので、壊れたときのことまで考えてしまうのは当然です。
すでに使っている人なら、「急に動かなくなった」「倒れたまま戻らない」と、困ってこの記事にたどり着いたかもしれません。
この記事では、家具店でソファ売り場を担当し、電動ソファをたくさん売ってきた僕が、電動ソファの壊れやすさと、壊れたかなと思ったときの対処をまとめました。
- ニトリではソファは5年保証で、電動の部品も本体と同じ保証期間
- 故障の多くは、コードの断線・足元のはさみ込み・乗る、などの使い方から
- 動かないときは、まずコンセントとアダプターを確かめる
- 直らなければ、保証書を用意して購入店に相談する
電動リクライニングソファは壊れやすい?答えは「ふつうに使えば壊れにくい」
先に答えを言うと、電動ソファは、説明書どおりに使っていれば、すぐに壊れるような家具ではありません。
ただ、ふつうのソファにはない部品が付いているぶん、気をつけるところはあります。
壊れやすいと言われる3つの理由
- 電気で動く部品がある:モーター・スイッチ・アダプター・コードなど、ふつうのソファにない部品が多い
- 動く部分がある:背もたれやフットレストを動かす金属の部品に、毎日力がかかる
- 重くて大きい:動かしたり運んだりするときに、無理な力がかかりやすい
どれも、ふつうのソファにはない心配です。
でも、裏を返せば、この3つに気をつけて使えば、故障はかなり防げるということです。
保証期間を見ると、ふつうのソファと同じ扱い
ニトリの品質保証では、ソファは5年保証の大型家具に入っています。
照明やヒーターなど、電気で動く部品は1年保証が基本ですが、電動リクライニングソファの電動の部品は、本体と同じ保証期間とされています(ニトリネット:品質保証について)。
メーカーが電動の部品まで本体と同じ期間保証しているということは、それだけ長く使えることを前提に作っている、と考えてよいと思います。

電動ソファが何年くらい使えるかは、電動リクライニングソファの寿命は?でくわしく書いています。
電動ソファの故障しやすい部分と原因
電動ソファの「故障」といっても、どこが悪いかで、直し方も保証のあつかいも変わります。
よくある症状を、部分ごとにまとめました。
| 部分 | よくある症状 | 主な原因 |
|---|---|---|
| アダプター・コード | まったく動かない | コードの断線・抜け・下敷き |
| スイッチ・ボタン | ボタンを押しても反応しない | 液体をこぼす・強く押しすぎる |
| モーター | 途中で止まる・異音がする | 重さのかけすぎ・長く使った |
| 動く金属の部品 | ガタつく・きしむ・ゆがむ | フットレストに乗る・はさみ込み |
| 張地・クッション | 破れ・ひび・へたり | 日々の使用・日光(保証の対象外が多い) |
※一般的な傾向です。症状と原因はソファによって違うので、取扱説明書もあわせて確認してください。
いちばん多いのは、アダプター・コードのトラブル
動かなくなったときに、まずあやしいのが電源まわりです。
コードがソファや家具の下敷きになっていると、断線や故障の原因になります(ニトリよくあるご質問:電動リクライニングソファの使用に関する注意点)。
電動ソファは重いので、コードの上に脚がのったままになると、少しずつ中の線が傷んでいきます。
掃除のときにソファを少し動かしただけで、コードを踏んでしまうこともあります。

コードの通し方は、電動ソファのコンセント・コードの隠し方でくわしく書いています。
スイッチ・ボタンは、液体に弱い
ひじ掛けのボタンや手元のスイッチは、中に電気の部品が入っています。
ニトリの注意点でも、モーターやスイッチの部分に水やジュースをこぼさないように、ぬれた手でさわらないように、と書かれています。
ひじ掛けにコップを置く習慣がある人は、とくに気をつけましょう。
モーター・金属の部品は、使い方しだい
モーターや金属の部品は、ふつうに座って動かしている分には、そう簡単には壊れません。
傷める原因になりやすいのは、フットレストに乗る、ソファの上で飛びはねる、動いている途中で無理に押し戻す、といった使い方です。
張地・クッションの傷みは、保証の対象外が多い
張地の擦り切れや、合皮のひび割れ、クッションのへたりは、「故障」というより、使っているうちに出てくる傷みです。
ニトリの品質保証でも、クッション材のへたりや表皮材の擦り切れ、合皮の加水分解などは対象外とされています(ニトリネット:品質保証について)。
電動ソファが動かない・戻らないときの対処|確かめる順番
急に動かなくなっても、すぐに「壊れた」と決めつけなくて大丈夫です。
電源まわりを順番に確かめるだけで、直ることも少なくありません。
確かめる前に、ソファの足元に手や足を入れないようにしてください。
急に動きだすと危ないです。
動かないときは、上から順番に確かめる
①コンセント・電源タップを確かめる
プラグがコンセントから抜けかけていないか、電源タップのスイッチが切れていないかを見ます。
掃除機をかけたときに、プラグが少し抜けていることもあります。
ほかの家電をさして、コンセントに電気がきているかを確かめるのも手です。
②アダプターとコードの差し込みを確かめる
電動ソファは、コンセントとソファの間にアダプターがあり、コードがいくつかに分かれていることが多いです。
ソファ側の差し込み口と、アダプターのつなぎ目が抜けていないかを確かめましょう。
コードに強く折れたところや、つぶれたところがないかも見ておきます。
アダプターにランプが付いている商品なら、ランプがついているかも確かめましょう。
コンセントに電気がきているのにランプが消えているなら、アダプターかコードの断線が考えられます。
③足元に物がはさまっていないか確かめる
フットレストや背もたれの動く範囲に、クッション・おもちゃ・新聞などがはさまっていると、途中で止まることがあります。
ニトリの注意点でも、フットレストの動く部分に障害物がないかを必ず確かめるように書かれています。
④電源を抜いて、しばらくしてから入れ直す
プラグを抜いて少し待ってから、もう一度さし直します。
リセットのボタンが付いている商品もあるので、取扱説明書でリセットの方法を確かめてみましょう。
⑤それでも動かなければ、購入店に相談する
ここまで確かめても動かないときは、部品の故障かもしれません。
保証書を用意して、買ったお店に相談しましょう。
焦げたようなにおいがする、アダプターが異常に熱い、異音が続くときは、すぐに使うのをやめてプラグを抜いてください。
そのまま使い続けると危ないです。
倒れたまま戻らないときは、電源と停電を確かめる
電動ソファは、電気がこないと動けません。
リクライニングしたまま止まったときは、停電やブレーカーが落ちていないか、プラグが抜けていないかを先に確かめましょう。
電気がもどれば、ボタンで元に戻せることが多いです。
停電でも動かせるようにしたい人は、後付けのバッテリーを使う方法もあります。
使える商品かどうかの確かめ方は、電動ソファのバッテリーの選び方で書いています。
たとえば次のSTAIGOのバッテリーは、電動リクライニングチェア・ソファ用として売られている商品です。
差し込み口の形や電圧が合うかを、必ず確かめてから選びましょう。
アダプターが壊れたときは、交換用を購入店で
- アダプターが壊れたときは、そのソファ用の交換部品を購入店に頼む
- ほかの家電や別の商品のアダプターは、形が合っても使わない(電圧や電流が違うと、故障や発熱の原因になる)
- コードが切れかけているときは、テープで巻いて使い続けない
修理か買い替えか|保証の中かどうかで考える
直らなかったときに、修理するか買い替えるかは、まず保証期間の中かどうかで考えると決めやすいです。
| 状況 | おすすめの動き方 |
|---|---|
| 保証期間の中 | 保証書を用意して、購入店に修理を相談する |
| 保証期間が切れた・部品だけの故障 | 修理の見積もりをとって、買い替えの値段と比べる |
| 張地の傷み・へたり | 保証の対象外が多い。カバーや張り替え、買い替えを検討 |
| 長く使っていて、あちこち傷んでいる | 買い替えを検討する |
ニトリの電動ソファを修理に出すとき
ニトリの品質保証では、保証書を見せられず保証期間が確かめられない場合は対象外とされています。
また、修理や交換のとき、運賃などの費用はお客様の負担になる場合があるとも書かれています(ニトリネット:品質保証について)。
保証書やレシートは、買ったらすぐに分かる場所に保管しておきましょう。
いざというときに見つからないと、無料で直せるはずのものも直せなくなってしまいます。

買い替えるなら、処分の方法も先に調べておく
電動ソファは重くて大きいので、処分にも手間がかかります。
買い替えを考えるなら、電動ソファの処分方法や、電動ソファの分解・解体のしかたも先に見ておくと安心です。
電動ソファを壊さないための使い方のコツ
故障の多くは、ちょっとした使い方で防げます。
とくに「コードを下敷きにしない」「フットレストに乗らない」の2つは、今日から気をつけたいところです。
コードを床にむき出しで通していると、ソファを動かしたときや掃除のときに傷めやすくなります。
床用の配線カバー(モール)に入れておくと、踏んだり脚がのったりしにくくなります。
子どもやペットがいる家での注意は、電動ソファは危険?事故が起きやすい場所と対策で書いています。
壊れにくい電動ソファの選び方|買う前に見る4つ
これから電動ソファを買う人は、次の4つを見ておくと、故障の心配を減らせます。
ポイント①:保証期間と、電動部品の保証
本体の保証期間だけでなく、モーターやスイッチなど電動の部品も同じ期間保証されるかを確かめましょう。
お店や商品によって違うことがあります。
ポイント②:買ったお店で修理の相談ができるか
通販の格安品の中には、故障したときの相談先がわかりにくいものもあります。
修理の受付や部品の取り寄せができるお店で買うと安心です。
ポイント③:張地(布・合皮・本革)
合皮は手ごろでふき取りやすい反面、数年でひび割れや加水分解が出ることがあります。
長く使いたいなら、布や本革も比べてみましょう。
ポイント④:置き場所とコンセントの位置
背もたれが倒れるすき間や、コンセントまでの距離も大事です。
コードを無理に引っぱったり、家具の下を通したりしなくていい場所を選ぶと、断線しにくくなります。
ニトリの電動ソファは壊れる?後悔しないために
「ニトリの電動ソファは壊れる?」「買って後悔しない?」という声もよく聞きます。
ニトリの電動リクライニングソファも、ほかの家具と同じように、ソファとして5年の保証が付いていて、電動の部品も本体と同じ期間とされています(ニトリネット:品質保証について)。
ニトリだから特に壊れやすい、ということはないと僕は考えています。
後悔の声が出やすいのは、故障そのものより、大きさ・重さ・置き場所・座り心地が合わなかった、というケースです。
買う前に、売り場で実際に座って動かしてみるのがいちばんです。
電動ソファの故障でよくある質問
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Q電動リクライニングソファは壊れやすい?
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A説明書どおりに使えば、すぐに壊れるような家具ではありません。故障の多くは、コードの断線や、フットレストに乗るなどの使い方から起きます。
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Qニトリの電動ソファの保証は何年?
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Aニトリの品質保証では、ソファは5年保証で、電動リクライニングソファの電動の部品も本体の保証期間に準じるとされています(ニトリネット:品質保証について)。ただし、クッションのへたりや張地の擦り切れなどは対象外です。
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Q電動ソファが急に動かなくなった。まず何をすればいい?
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Aコンセント・電源タップ、アダプターとコードの差し込み、足元に物がはさまっていないかを順番に確かめ、電源を抜いて入れ直してみましょう。それでも動かなければ、保証書を用意して購入店に相談します。
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Qアダプターが故障したら、ほかのアダプターで代用できる?
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A代用はおすすめしません。電圧や電流が合わないと、故障や発熱の原因になります。そのソファ用の交換部品を購入店に頼みましょう。
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Q停電したら、倒れたまま戻せない?
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A電動ソファは電気がこないと動かないので、停電中は倒れたままになることがあります。電気がもどればボタンで戻せることが多いです。心配な人は、使えるかを確かめたうえで後付けのバッテリーを用意する方法もあります。
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Q修理と買い替え、どちらがいい?
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A保証期間の中なら、まずは購入店に修理を相談しましょう。保証が切れているなら、修理の見積もりをとって、買い替えの値段と比べて決めるのがおすすめです。
まとめ:電動ソファは使い方に気をつければ長く使える
電動ソファは、足を伸ばしてくつろげる、とても快適な家具です。
コードと足元に気をつけて、長く付き合ってください。
\ コードを守るなら、まずは床用の配線カバーから /

