電動リクライニングソファは、ボタンひとつで足をのばしてくつろげる、あこがれの家具ですよね。
ただ、値段が高く、大きくて重い家具なので、「買ってから後悔したらどうしよう」と不安になる人も多いと思います。
実際、電動ソファの後悔は、ソファそのものの品質よりも「部屋に合わなかった」「使い方が合わなかった」ことから生まれるものがほとんどです。
この記事では、家具店で5年以上ソファ売り場の責任者をしていて、年に100台以上の電動ソファを売っていた元家具販売員の僕が、電動ソファで後悔しやすいことと、その防ぎ方をまとめました。
- いちばん多いのは「思ったより大きい」「置き場所が合わない」という後悔
- 倒したときの長さ・後ろのすき間・コンセントの位置を先に測る
- 故障は思われているほど多くない。保証の年数は必ず確認
- リクライニングをあまり使わない人は、手動や普通のソファでも十分
電動ソファで後悔しやすいこと8つ
まずは、電動ソファを買った人がよく感じる後悔を一覧にしました。
8つのうち半分は「大きさ・置き場所」に関係するものです。
| 後悔 | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 思ったより大きい | 倒したときの長さを測っていない | 倒した状態の奥行きで測る |
| 壁から離さないと倒せない | 後ろのすき間が必要な商品だった | 前にスライドするタイプを選ぶ |
| コンセントが遠い | 置き場所とコードの長さが合わない | コンセントの位置を先に確認 |
| 重くて動かせない | モーターと金具の分、重い | 置き場所を先に決めてから買う |
| リクライニングを使わない | 座り方と合っていない | ふだんの過ごし方を考える |
| 座り心地が合わない | 座面の高さ・奥行きが体に合わない | お店で実際に座る |
| こわれたときが不安 | 保証の年数を見ていない | 保証の年数と窓口を確認 |
| 子どもやペットが心配 | 動く部分にはさまるおそれ | 操作ロック・動かす前の確認 |
※筆者が家具販売員として見てきたことをもとにまとめた目安です。
ここから、1つずつくわしく見ていきます。
後悔①:思ったより大きくて部屋が狭くなった
電動ソファでいちばん多い後悔が、「思ったより大きい」です。
お店の広い売り場で見ると小さく感じても、部屋に置くとかなり存在感があります。
しかも電動ソファは、足をのばして倒すと、ふつうの状態より奥行きが大きく前に出てきます。
部屋の通り道をふさいでしまい、毎日じゃまに感じるようになる、というのはよくある失敗です。
測るときは、ふつうの状態ではなく「いちばん倒したときの奥行き」で考えましょう。
目安として、倒したソファの前に、人がひとり通れるくらいの幅(60cm前後)が残るかを確かめておくと、暮らしてからじゃまに感じにくくなります。
床にマスキングテープでソファの大きさを貼ってみると、置いたときの感じがつかみやすいですよ。
後悔②:壁から離さないと倒せなかった
リクライニングソファの中には、背もたれを倒すために、後ろに広いすき間が必要なものがあります。
壁にぴったりつけて置くつもりだったのに、実際は離して置くことになり、部屋がさらに狭くなった、という後悔です。

後悔③:コンセントが遠くてコードがじゃま
電動ソファは、コンセントにつないで動かす家具です。
置きたい場所の近くにコンセントがないと、延長コードが床をはって、見た目も悪く、足を引っかけやすくなります。

コードの隠し方は、電動ソファのコンセント・コードの隠し方でくわしくまとめています。
後悔④:重くて動かせない・掃除がしにくい
電動ソファは、中にモーターや金属の部品が入っているので、ふつうのソファよりかなり重くなります。
一度置くと、ひとりで動かすのはほぼ無理なので、模様替えや掃除のたびに困ることになります。
ソファの下を掃除したい人は、脚が高くてお掃除ロボットが入れるタイプを選ぶか、下に敷くものを考えておくと安心です。
床の傷やへこみが気になる人は、ソファの下に敷くものもあわせて見てみてください。
後悔⑤:思ったよりリクライニングを使わなかった
買ってみたら、ふだんは普通に座っているだけで、リクライニングはほとんど使わなかった、という声もあります。
食事のあとにテレビを見るくらいで、横になるのはベッド、という人にとっては、電動の機能があまり役に立たないこともあります。
「足をのばしてテレビや映画を見たい」「ソファでうたた寝したい」という人ほど、電動ソファの満足度は高くなります。
家族の中で、リクライニングを使う人と使わない人がいる場合は、全部の席が動くタイプではなく、端の席だけが動くタイプを選ぶのもひとつの方法です。
動く席が少ないぶん、値段もおさえやすくなります。
後悔⑥:座り心地が合わなかった
電動ソファは、座面の高さや奥行き、クッションのかたさが商品によってかなり違います。
小柄な人だと、深く座ったときに足が床につかない、ということもあります。
座り心地だけは、写真や口コミでは分かりません。
できれば、お店で実際に座って、倒した状態でもしばらく過ごしてみてから決めるのがおすすめです。
後悔⑦:こわれたときのことを考えていなかった
「電動はこわれやすいのでは」と心配する人は多いですが、実際の故障はそれほど多くありません。

ただし、保証の年数は商品やお店によって大きく違います。

買う前に、保証の年数と、こわれたときにどこへ連絡すればいいかは必ず確かめてください。
故障や寿命については、電動リクライニングソファの寿命でくわしく解説しています。
後悔⑧:子どもやペットのことを考えていなかった
電動ソファには、フットレストの下など、動く部分にすき間があります。
小さな子どもがボタンで遊んだり、ペットがソファの下にもぐり込んだりすると、はさまれるおそれがあります。
子どもやペットがいる家での対策は、電動ソファは危険?子どもの事故・ペットの挟まれを防ぐ対策にまとめています。
電動ソファで後悔しやすい人・満足しやすい人
同じ電動ソファでも、暮らし方によって「買ってよかった」と「後悔した」に分かれます。
| こんな人 | 向いている? |
|---|---|
| ソファで足をのばしてテレビや映画を見たい | ◎ |
| ソファでうたた寝することが多い | ◎ |
| 立ち上がるのが少しつらい家族がいる | ○ |
| 部屋が狭く、通り道が少ない | △ |
| ソファは食事や作業で座るのが中心 | △ |
| 模様替えや引っ越しが多い | × |
満足しやすいのは「ソファでくつろぐ時間が長い人」
毎日ソファでテレビを見たり、ゆっくり休んだりする時間が長い人ほど、電動ソファの満足度は高くなります。
ボタンひとつで好きな角度にできるのは、手動のレバー式にはない快適さです。
後悔しやすいのは「部屋が狭い・よく動かす人」
部屋に余裕がない人や、模様替え・引っ越しが多い人は、大きさと重さが負担になりやすいです。
その場合は、1人掛けの軽いタイプにするか、手動のリクライニングソファも候補に入れてみてください。
電動と手動のリクライニングソファ、どっちがいい?
迷ったときは、「毎日どれくらい倒すか」で決めると後悔しにくいです。
| くらべるところ | 電動 | 手動 |
|---|---|---|
| 操作 | ボタンで好きな角度に | レバーや体重で倒す |
| 角度の調整 | ◎ 細かく止められる | ○ 段階式が多い |
| 力 | ◎ いらない | △ 少し力がいる |
| 値段 | △ 高め | ◎ 安め |
| 置き場所 | △ コンセントが必要 | ◎ どこでも |
| 重さ | △ 重い | ○ 電動より軽い |
毎日のように倒してくつろぐなら電動、たまに倒すくらいなら手動でも十分です。
家族に立ち上がるのが大変な人がいる場合は、力のいらない電動のほうが使いやすいかと思います。
電動ソファで後悔しないための、買う前のチェックリスト
ここまでの後悔をまとめると、買う前に確かめることは6つです。
とくに大事なのは、置き場所まわりの4か所です。
左から「壁とのすき間」「倒したときの長さ」「前に残る通り道」。コンセントの位置もいっしょに確かめる
測るときは「倒した状態」と「搬入経路」も
ソファの大きさは、置く場所だけでなく、運び込む道も大事です。
電動ソファは、席ごとに分かれて届くものもありますが、それでも大きくて重い家具です。
玄関のドア、廊下の曲がり角、エレベーターの大きさまで、先に測っておきましょう。
後悔しにくい電動ソファの選び方とおすすめ
後悔を防ぐなら、「部屋に合う大きさ」と「保証の長さ」を優先して選ぶのがおすすめです。
部屋が狭いなら:1人掛けのコンパクトなタイプ
まず電動ソファを試してみたい人や、部屋に余裕がない人は、1人掛けのコンパクトなタイプがおすすめです。
FLEXISPOTのX1は、幅58cm・重さ21kgと、電動のリクライニングチェアとしては小さく軽いタイプです(Amazonの販売ページより・2026年10月時点)。
背もたれと足元はいっしょに動くタイプなので、別々に動かしたい人には向きません。
保証の長さで選ぶなら:ニトリの電動ソファ
こわれたときの安心を重視するなら、5年保証の付いたニトリの電動ソファが選びやすいです。
全国の店舗で実際に座って確かめられるのも、後悔を防ぐうえで大きなポイントです。
KK6133は、ニトリの電動ソファの中でも手ごろな価格帯の布張りタイプです。
人数別・本革など、ほかの電動ソファもくらべたい人は、電動リクライニングソファのおすすめを見てみてください。
もし買って後悔してしまったら?
どれだけ気をつけても、実際に暮らしてみて「合わなかった」と感じることはあります。
そのときは、あわてて捨てる前に、できることを順番に試してみましょう。
①置き場所や向きを変えてみる
「大きすぎる」「通り道がじゃま」という後悔は、置く場所や向きを変えるだけで解決することがあります。
壁ぎわに寄せる、テレビとの距離を変える、ラグの位置を見直すなど、まずは部屋の中でできることから試してみてください。
②返品や交換ができるか確かめる
家具は、届いてから使ったあとの返品はむずかしいことが多いです。
ただ、届いたときに傷や動かない部分があれば、初期不良として交換してもらえることがあります。
届いたらすぐに、すべての席を動かして確かめておきましょう。
③買い替えるなら、処分の方法も先に考える
どうしても合わない場合は、買い替えも考えることになります。
電動ソファは大きくて重いので、粗大ごみに出すにも、分解や運び出しに手間がかかります。
処分のしかたは、電動ソファの処分方法で、費用の目安とあわせてまとめています。
電動ソファの後悔でよくある質問
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Q電動ソファはやめたほうがいいですか?
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A部屋に十分な広さがあり、ソファでくつろぐ時間が長い人には、買ってよかったと感じやすい家具です。部屋が狭い人や、模様替えが多い人は、1人掛けや手動のタイプも候補に入れてみてください。
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Q電動ソファは壊れやすいですか?
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A思われているほどこわれやすくはありません。故障の相談で多いのは、コードを巻き込んだり踏んだりした断線で、置き方に気をつければ防げるものがほとんどです。
-
Qニトリの電動ソファで後悔することはありますか?
-
Aニトリにかぎらず、「大きさ」と「置き場所」の後悔が多いです。ニトリの電動ソファのシリーズごとの違いは、ニトリの電動ソファの口コミと選び方でくらべています。
-
Q停電したらどうなりますか?
-
Aコンセント式の電動ソファは、停電すると動かせなくなります。コードレスで使いたい人や、停電が心配な人は、電動ソファのバッテリーの記事も参考にしてください。
-
Qローソファのリクライニングでも後悔しますか?
-
A床に近いローソファは、立ち上がるときにひざや腰に負担がかかりやすく、「立ち上がりにくい」という後悔が出やすいです。家族に足腰が心配な人がいる場合は、座面の高いソファがおすすめです。
-
Q電動ソファの寿命はどれくらいですか?
-
A使い方や素材によりますが、目安は数年から10年くらいです。くわしくは電動リクライニングソファの寿命で解説しています。
まとめ:電動ソファの後悔は「測って・座って・保証を見る」で防げる
電動ソファは、部屋と暮らし方に合っていれば、毎日のくつろぎ時間をぐっと快適にしてくれる家具です。
- いちばん多い後悔は「思ったより大きい」「置き場所が合わない」
- 倒したときの奥行き・後ろのすき間・コンセントの位置を先に確認
- 故障は思われているほど多くない。保証の年数は必ず確認
- ソファでくつろぐ時間が長い人ほど満足しやすい
- 部屋が狭いなら1人掛け、安心重視なら保証の長いものを
\ 保証の安心で選ぶなら、まずはニトリのKK6133から /
