ゴルフ仲間に「今日は何を握る?」と聞かれて、何のことか分からずに戸惑ったことはありませんか。
ラスベガス、オリンピック、ナッソー…と名前を聞いても、どれがどんなルールなのか、すぐには分かりませんよね。
この記事では、毎月ラウンドしている僕が、ゴルフの握りの種類を一覧にして、ルールや向いている場面をまとめました。
初めて握りに参加する人でも、これを読めば話についていけるはずです。
- 4人で2対2のチーム戦 → ラスベガス
- パットで点を取り合う → オリンピック
- 前半・後半・合計の3勝負 → ナッソー
- 1ホールごとの勝ち負け → スキンズ・マッチプレー
- 賭けるのはお金ではなく、昼ごはんや飲み物にする
ゴルフの「握り」とは?ラウンドを盛り上げるちょっとした勝負
ゴルフの「握り」とは、同じ組の仲間どうしで、スコアやパットの結果をもとに勝ち負けを決める、ちょっとした勝負のことです。
もともとは「賭け」を意味する言葉ですが、今は「昼ごはんをおごる」「飲み物を1本おごる」のような、軽い勝負の意味で使われることがほとんどです。
握りをするとラウンドが盛り上がる
ただ18ホールを回るだけでなく、1ホールごとに勝ち負けがあると、最後のパットまで集中できます。
スコアが崩れたホールでも、パット1つで逆転できる握りなら、最後まで楽しめます。
スコアの差があっても楽しめるのがポイント
握りの多くは、うまい人だけが勝つわけではありません。
チーム戦や、パットだけで点が決まる勝負なら、初心者でも十分に勝つチャンスがあります。

ゴルフの握りの種類一覧|代表的な8種類を比較
まずは、よく行われる握りを一覧で見てみましょう。
| 握り | 勝負の決め方 | 人数 | むずかしさ |
|---|---|---|---|
| ラスベガス | 2人1組のチームで、2人のスコアを組み合わせた数字を比べる | 4人 | 計算が少し必要 |
| オリンピック | グリーンに乗ってから、遠い順に1パットで入れると点 | 2〜4人 | かんたん |
| ナッソー | 前半・後半・18ホール合計の3つで勝負 | 2〜4人 | かんたん |
| スキンズ | 1ホールごとに単独のいちばん少ない打数の人が勝ち。引き分けは次に持ち越し | 2〜4人 | かんたん |
| マッチプレー | 1ホールごとに勝ち負けを数える | 2人(チームなら4人) | かんたん |
| ニアピン | ショートホールで、1打目がいちばんピンに近い人が勝ち | 何人でも | かんたん |
| ドラコン | 決めたホールで、ティーショットがいちばん遠くへ飛んだ人が勝ち | 何人でも | かんたん |
| トータル(ストローク) | 18ホールの合計打数で勝負 | 何人でも | かんたん |
チーム戦・パット勝負・ニアピン・ドラコンのイメージ初めてなら、ルールがかんたんなオリンピックやニアピンから始めるのがおすすめです。
慣れてきたら、ラスベガスのようなチーム戦にも挑戦してみましょう。
ラスベガス:4人で2対2のチーム戦
ラスベガスは、4人を2人ずつのチームに分けて戦う握りです。
日本のゴルフでいちばん人気がある握りと言ってもいいかもしれません。
各ホールで、チームの2人のスコアのうち、少ないほうを十の位、多いほうを一の位にした2けたの数字を作ります。
この数字が小さいチームの勝ちで、差がそのまま点になります。
| Aさん | Bさん | チームの数字 | |
|---|---|---|---|
| チーム1 | 4 | 5 | 45 |
| チーム2 | 5 | 6 | 56 |
※この例では、56−45=11で、チーム1が11点の勝ちです。
チームの組み方を毎ホール変える「ローテーション」や、バーディを取ると相手の数字をひっくり返せる追加ルールなど、遊び方はいろいろあります。
くわしいルールや計算の手順は、こちらの記事にまとめています。

オリンピック:グリーンの上でパットの点を取り合う
オリンピックは、グリーンの上でのパットで点を取り合う握りです。
全員のボールがグリーンに乗ったら、カップから遠い順に「金・銀・銅・鉄」のように呼び、遠いボールを1パットで入れるほど高い点がもらえます。
| カップからの遠さ | 呼び方 | 1パットで入れたときの点(例) |
|---|---|---|
| いちばん遠い | 金 | 4点 |
| 2番目 | 銀 | 3点 |
| 3番目 | 銅 | 2点 |
| いちばん近い | 鉄 | 1点 |
※点数はグループによって変わります。始める前に決めておきましょう。
ショットが苦手でも、パットが入れば点が取れるので、初心者でも上級者と互角に戦えるのがオリンピックのよさです。

ナッソー:前半・後半・合計の3つで勝負
ナッソーは、1ラウンドを3つの勝負に分ける握りです。
それぞれで勝ち負けを決めるので、前半で負けても、後半と合計で取り返せるのがナッソーのいいところです。
前半で大きく崩れても、後半でがんばれば1勝できるので、最後までやる気が続きます。
アメリカのゴルフでよく行われている握りで、名前はバハマの都市ナッソーに由来すると言われています。
ナッソーは「プレス」で盛り上がる
負けている人が途中から新しい勝負を追加できる「プレス」という追加ルールを入れることもあります。
たとえば、前半の5番で2ホール負けていたら、6番から新しい勝負をもう1つ始める、というやり方です。
ルールが少しややこしくなるので、初めてのときはプレスなしで遊ぶのがおすすめです。
スキンズ・マッチプレー:1ホールごとに勝ち負けを決める
1ホールごとに勝ち負けを決める握りも人気です。
大きなスコアをたたいても、そのホールだけの負けで済むので、初心者でも気楽に参加できます。
合計の打数で勝負すると、1ホールで10打たたいただけで勝ち目がなくなってしまいます。
1ホールごとの勝負なら、次のホールからまた横一線で始められるのがいいところです。
スキンズ:引き分けは次のホールに持ち越し
スキンズは、各ホールでいちばん少ない打数の人が1人だけなら、その人がそのホールの「スキン(点)」をもらえる握りです。
いちばん少ない打数の人が2人以上いたら引き分けで、引き分けのホールの点は、次のホールに持ち越されるのが特徴です。
引き分けが続くと、1ホールで何ホール分もの点が動くので、終盤ほど盛り上がります。
マッチプレー:勝ったホールの数で勝負
マッチプレーは、1ホールごとに打数の少ないほうが勝ちで、勝ったホールの数が多いほうが勝ちという勝負です。
プロの試合でも行われる、正式なゴルフの勝負の形のひとつです。
2人で戦うのが基本ですが、2対2のチームで、チームのいちばんいいスコアを比べる形にすることもできます。
ニアピン・ドラコン・バーディなど、そのほかの握り
コンペの賞としてもおなじみの勝負も、握りとして遊べます。
ニアピン:ショートホールでピンに近い人が勝ち
ニアピンは、パー3のショートホールで、1打目がいちばんピンに近い人が勝ちという勝負です。
グリーンに乗っていることを条件にすることが多いです。
ドラコン:いちばん遠くへ飛ばした人が勝ち
ドラコン(ドライビングコンテスト)は、決めたホールのティーショットで、いちばん遠くへ飛ばした人が勝ちです。
フェアウェイに残っていることを条件にするのが一般的です。
バーディ・3パットなど、ボーナスの勝負
ほかにも、次のような「おまけ」の勝負を組み合わせることがあります。
| 名前 | 内容(よくある決め方) |
|---|---|
| バーディ | バーディを取った人に、ほかの人から1点ずつ |
| 砂イチ | バンカーから1打で出して、1パットで入れたら点 |
| 3パット | 3パットした人が、ほかの人に1点ずつ渡す |
| OB・池 | OBや池に入れた人が1点ずつ渡す |
※呼び方や点数はグループによって違います。始める前に確認しましょう。
ルールを足しすぎると計算が大変になるので、初めは1〜2個にしぼるのがおすすめです。
人数・レベル別のおすすめの握り
どの握りにするか迷ったら、人数とメンバーのレベルで選ぶと決めやすいです。
いちばん大事なのは、全員が楽しめることです。
うまい人だけが勝ち続ける握りだと、ほかの人がつまらなくなってしまいます。
| こんなとき | おすすめの握り | 理由 |
|---|---|---|
| 4人・レベルがばらばら | ラスベガス | チーム戦で差が出にくい |
| 初心者がいる | オリンピック・ニアピン | パットや1打で逆転できる |
| 3人 | オリンピック・スキンズ | チームを組まなくても遊べる |
| 2人 | マッチプレー・ナッソー | 1対1の勝負がしやすい |
| みんな上級者 | ナッソー・スキンズ | スコアの勝負がそのまま楽しめる |
2つの握りを組み合わせるのもおすすめ
慣れてきたら、ショットの勝負とパットの勝負を組み合わせるのもおすすめです。
たとえば、ラスベガスとオリンピックを同時にすると、ショットが得意な人もパットが得意な人も、それぞれ見せ場があります。
ただし、組み合わせるほど計算は大変になります。
点を数える係を決めておくと、プレーが止まらずに進められます。
ハンデを付けて、うまさの差をなくす
うまさに差があるときは、ハンデを付けると公平になります。
たとえば、ふだんのスコアの差の半分くらいを、うまくない人の打数から引く、といった決め方です。
オリンピックなら、初心者だけ「2パットで入っても1点」にする、といったやり方もあります。
みんなが楽しめるように、始める前に話し合って決めましょう。
握りで何を賭ける?お金ではなく「ごはん・飲み物」に
握りで賭けるのは、昼ごはん・飲み物・ボールなど、その場で楽しめるものにしましょう。
| 賭けるもの | 決め方の例 |
|---|---|
| 昼ごはん | 前半の勝負で負けた人が、昼ごはんをおごる |
| 飲み物 | 負けたホールごとに、ペットボトル1本 |
| ゴルフボール | 合計で負けた人が、勝った人にボールを1スリーブ |
| ポイントだけ | 点を数えて、勝った人をほめるだけ |
お金を賭けると、刑法185条の賭博罪にあたるおそれがあります(e-Gov法令検索 刑法)。
少しの金額でも、お金を賭けるのはやめましょう。
握りの計算をかんたんにするコツ
握りでいちばん大変なのが、点の計算です。
とくにラスベガスやスキンズは、ホールごとに点が動くので、メモを取らないと分からなくなってしまいます。
点はホールが終わるたびに、その場で書いておくのがいちばんのコツです。
あとでまとめて計算しようとすると、打数を思い出せなくなって、もめる原因になります。
自分の打数を数え間違えると、握りの結果まで変わってしまいます。
1打ごとにボタンを押すスコアカウンターがあると、打数を正確に数えられます。
ゴルフの握りでよくある質問
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Qゴルフの握りとは?
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A同じ組の仲間どうしで、スコアやパットの結果をもとに勝ち負けを決める、ちょっとした勝負のことです。もとは賭けを意味しますが、今は昼ごはんや飲み物をかけた軽い勝負の意味で使われることがほとんどです。
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Qゴルフの握りにはどんな種類がある?
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A4人のチーム戦のラスベガス、パットで点を取るオリンピック、前半・後半・合計で戦うナッソー、1ホールごとに勝負するスキンズやマッチプレー、ニアピン・ドラコンなどがあります。
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Q初心者におすすめの握りは?
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Aパットで点が取れるオリンピックや、1打で決まるニアピンがおすすめです。うまさに差があっても、逆転のチャンスがあります。
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Qナッソーとは?
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A1ラウンドを、前半9ホール・後半9ホール・18ホール合計の3つの勝負に分ける握りです。前半で負けても、後半と合計で取り返せます。
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Q3人でもできる握りは?
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Aチームを組まなくても遊べるオリンピックや、1ホールごとに勝負するスキンズがおすすめです。ラスベガスを3人でするなら、いない1人ぶんのスコアを決めて遊ぶ方法もあります。
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Qゴルフでお金を賭けるのは違法?
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Aお金を賭けると、刑法185条の賭博罪にあたるおそれがあります。握りは、昼ごはんや飲み物など、その場で楽しめるものにしましょう。
まとめ:握りの種類を知って、ラウンドをもっと楽しもう
握りは、ゴルフをもっと楽しくするためのちょっとしたスパイスです。
メンバーに合った握りを選んで、次のラウンドで試してみてください。
勝ち負けにこだわりすぎず、いいショットやいいパットをみんなでほめ合えるくらいの軽い気持ちで楽しむのが、長く続けるコツだと思います。
次のラウンドの予約は、ポイントが貯まる予約サイトを使うとお得です。
