レジに外国人のお客様が来ると、急に頭が真っ白になってしまう。
英語は苦手だけど、せめてレジの流れくらいは英語で対応できるようになりたい。
そう思っている人は多いと思います。
僕はアルバイトも入れると10年ほど接客の仕事をしてきました。
この記事では、レジでよく使う英語を、短くて覚えやすいフレーズに絞ってまとめます。
- まずは流れの6フレーズ(あいさつ・金額・支払い方法・カード・レシート・お見送り)を覚える
- 金額はレジの画面や電卓を指さして見せる
- 袋・ポイントカード・温めなど、お店でよく聞くことを2〜3個足す
- 聞き取れないときは「Sorry?」と聞き返し、指さしや翻訳アプリに頼ってよい
日本語でのレジの言葉遣いと流れは、レジの接客の言葉遣いの記事でまとめています。
英語の流れも、日本語と同じ順番で考えると覚えやすいです。
レジ接客の英語はこの6フレーズでOK|あいさつからお見送りまで
レジでの会話は、どのお客様でもほとんど同じ流れです。
流れに合わせた6つのフレーズを覚えるだけで、レジの対応はひととおりできます。
日本語のレジの流れと同じ順番で、短いフレーズをつなげる| 流れ | 英語 | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| ①あいさつ | Hello! | いらっしゃいませ・こんにちは |
| ②金額 | That will be 1,200 yen. | 1,200円になります |
| ③支払い方法 | Cash or card? | お支払いは現金ですか、カードですか |
| ④カード | Please tap your card. | カードをタッチしてください |
| ⑤レシート | Here is your receipt. | レシートです |
| ⑥お見送り | Thank you! Have a nice day! | ありがとうございました |
①あいさつ:「Hello!」だけで十分
「いらっしゃいませ」にぴったり合う英語はありませんが、「Hello!」や「Hi!」と笑顔で言えば十分です。
英語のお客様だと気づいたら、最初のひと言だけでも英語にすると、相手も安心します。
②金額:「That will be ○○ yen.」
金額を伝えるときは「That will be 1,200 yen.(1,200円になります)」と言います。
数字の英語に自信がなければ、レジの画面を指さして「Here.」と見せるだけでも伝わります。
金額の英語は、聞きまちがえが起きやすいところです。
とくに15(fifteen)と50(fifty)のような数字はまちがえやすいので、画面を見せるのが確実です。
③支払い方法:「Cash or card?」
「お支払いはどうされますか?」は「How would you like to pay?」ですが、レジでは「Cash or card?(現金ですか、カードですか)」と聞くほうが短くて伝わりやすいです。
④カード:タッチ・差し込み・サイン
カードの払い方は、お店の機械によって変わります。
| 場面 | 英語 |
|---|---|
| タッチして払う | Please tap your card here. |
| 差し込んで払う | Please insert your card. |
| 暗証番号を入れてもらう | Please enter your PIN. |
| サインをもらう | Please sign here. |
| カードを返す | Here is your card. |
⑤レシート・お釣り:「Here is ~.」でまとめて言える
レシートやお釣りを渡すときは、「Here is your receipt.(レシートです)」「Here is your change.(お釣りです)」のように「Here is ~」を使えば、どれにも使えます。
⑥お見送り:「Thank you! Have a nice day!」
最後は「Thank you!(ありがとうございました)」と笑顔で伝えます。
「Have a nice day!(よい一日を)」を足すと、ぐっと感じがよくなります。
夕方以降なら「Have a nice evening!」も使えます。

場面別のレジの英語|袋・ポイントカード・温め・待ってもらうとき
6つのフレーズのほかに、お店でよく聞くことを2〜3個だけ足して覚えると、ほとんどの場面に対応できます。
| 場面 | 英語 | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| 袋がいるか | Do you need a bag? | 袋はご利用ですか |
| 袋が有料 | It’s 5 yen. | 5円かかります |
| ポイントカード | Do you have a point card? | ポイントカードはお持ちですか |
| 待ってもらう | Just a moment, please. | 少々お待ちください |
| お待たせしました | Thank you for waiting. | お待たせいたしました |
| レシートがいるか | Do you need a receipt? | レシートはご利用ですか |
| 使えない支払い方法 | Sorry, we don’t accept this card. | 申し訳ありません、このカードは使えません |
※袋の値段など、数字はお店に合わせて変えてください。
ポイントカードは「持っていなければそのまま」でいい
旅行中のお客様は、ポイントカードを持っていないことがほとんどです。
聞いて「No.」と言われたら、それ以上の説明はいりません。
お店のルールで聞く必要がなければ、省いてもかまいません。
カードが通らないときは、やわらかく伝える
カードが使えなかったときは、「Sorry, it didn’t go through.(申し訳ありません、通りませんでした)」と伝えます。
「Do you have another card?(ほかのカードはお持ちですか)」と続けると、次の行動を案内できます。
コンビニ・カフェ・スーパーでよく使う英語
お店の種類によって、よく聞くことが少しずつ違います。
自分のお店で毎日のように聞いている言葉から英語にしていくと、無理なく覚えられます。
コンビニ:温め・お箸・年齢の確認
| 場面 | 英語 |
|---|---|
| 温めますか | Would you like it heated? |
| お箸・スプーンはいりますか | Do you need chopsticks? / Do you need a spoon? |
| 年齢の確認(お酒・たばこ) | Can I see your ID, please? |
| 袋を分けますか | Would you like separate bags? |
カフェ:店内か持ち帰りか・サイズ
| 場面 | 英語 |
|---|---|
| 店内か持ち帰りか | For here or to go? |
| サイズ | What size would you like? |
| ご注文は以上ですか | Anything else? |
| できたら呼びます | We’ll call you when it’s ready. |
スーパー:袋づめ・レジの案内
| 場面 | 英語 |
|---|---|
| 袋づめはあちらで | You can pack your bags over there. |
| セルフレジの案内 | Please pay at the machine over there. |
| こちらのレジへどうぞ | Next, please. / This way, please. |
聞き取れない・英語が出てこないときの乗り切り方
英語が苦手でも、「聞き返す」「見せる」「ゆっくり話す」の3つで、たいていの場面は乗り切れます。
聞き返す:「Sorry?」「Could you say that again?」
聞き取れなかったときは、わかったふりをせずに「Sorry?」と聞き返します。
もう少していねいに言うなら「Could you say that again, please?(もう一度言っていただけますか)」です。
わかったふりをして進めると、あとで返品や会計のやり直しになりやすいので、聞き返すほうがお客様にも親切です。
見せる:画面・電卓・指さしのシート
金額はレジの画面を、商品は実物を指さして見せるのがいちばん確実です。
よく使うフレーズを英語と日本語で並べた「指さしシート」をレジに置いておくお店もあります。
翻訳アプリ:短い文で話しかける
どうしても伝わらないときは、スマートフォンの翻訳アプリを使ってもかまいません。
長い文より、短い文に区切って話しかけるほうが、正しく訳されやすいです。
免税のお客様への対応|2026年11月から仕組みが変わる
免税店のレジでは、パスポートの確認など、ふつうのレジとは違う手続きがあります。
2026年11月1日の購入分から、免税の仕組みが「リファンド方式」に変わります(国税庁)。
リファンド方式では、お客様はお店でいったん消費税込みの値段で買い、出国するときに空港などで持ち出しが確認されてから、消費税分が返金される仕組みになります。
手続きのやり方は、お店が使っているシステムやルールによって違います。
免税の対応をするお店で働く人は、英語のフレーズより先に、まずお店の手順を確かめておきましょう。
| 場面 | 英語 |
|---|---|
| パスポートを見せてもらう | May I see your passport, please? |
| 免税の手続きをするか | Would you like tax-free? |
| 少々お待ちください | Just a moment, please. |
※手続きの流れはお店のルールに従ってください。
レジの英語を覚えるコツ|1日1フレーズ、よく使う順に
英語のフレーズは、一度にたくさん覚えようとすると続きません。
6つの流れのフレーズを先に覚え、ほかは自分のお店でよく使う順に足していくのがおすすめです。
- 流れの6フレーズを、日本語のレジの流れと一緒に覚える
- お店でよく聞く質問(袋・ポイントカードなど)を2〜3個足す
- 声に出して練習する(頭の中だけでは、いざというとき出てこない)
- うまく言えなかったフレーズは、その日のうちに調べておく
本で覚えるなら、音声つき・レジの場面があるものを
接客英会話の本を選ぶなら、レジの場面がのっていて、音声で発音を確かめられるものが使いやすいです。
楽天ブックスで販売中を確かめた本を3冊紹介します(2026年10月時点)。
①とっさに使えるカンタン接客英会話
外国人のお客様が来たときに、すぐに使える短いフレーズを集めた本です。
まず基本をおさえたい人に向いています。
②新装版 キクタン接客英会話【販売編】
「聞いてまねして覚える」キクタンシリーズの、販売の場面に絞った1冊です。
お店で働く人が、耳から覚えたいときに向いています。
③カタカナをそのまま読むだけ パッと伝わる接客英会話
英語の読み方をカタカナで書いてある本です。
英語の発音に自信がない人でも、そのまま声に出して使えます。
レジ接客の英語のよくある質問
-
Q「いらっしゃいませ」は英語でなんと言う?
-
Aぴったり合う英語はなく、「Hello!」や「Hi!」で十分です。笑顔で言えば、歓迎している気持ちは伝わります。
-
Q「お支払い方法はいかがなさいますか」は英語で?
-
A「How would you like to pay?」です。レジでは「Cash or card?(現金ですか、カードですか)」と短く聞くほうが伝わりやすいです。
-
Q「袋はご利用ですか」は英語で?
-
A「Do you need a bag?」です。袋が有料なら「It’s 5 yen.」のように値段も伝えます。
-
Q「少々お待ちください」は英語で?
-
A「Just a moment, please.」です。待たせたあとは「Thank you for waiting.(お待たせいたしました)」と言います。
-
Q英語が聞き取れないときはどうする?
-
A「Sorry?」や「Could you say that again, please?」と聞き返します。それでもわからなければ、指さしや翻訳アプリを使ってかまいません。
-
Q免税の手続きは何が変わる?
-
A2026年11月1日の購入分から、出国時に持ち出しが確認されてから消費税分が返金される「リファンド方式」に変わります。お店での手続きのやり方は、お店のルールを確かめてください。
まとめ:レジの英語は「短く・見せて・笑顔で」
英語が完ぺきでなくても、笑顔とていねいな動きがあれば、お客様には十分伝わります。
まずは「Hello!」と「Thank you!」の2つから、今日のレジで使ってみてください。
\ 英語の発音に自信がないなら、カタカナで読める本から /

