インド旅行へ行ってみたいと考えている方向けの記事です。
1人海外旅行の初めての国が、インドでした!!
インド一人旅の感想としては、圧倒的な人混み・圧倒的な個々の強さに圧倒された。精神的にも体力的にも疲れたが、考え方は大きく広がったので帰ってきていい旅だったと思う。
よく「インドに行くと価値観が変わる」と言われるが「インドに行くと価値観を変えられる」の方が正しい気がする。
この記事では、経験談から注意して欲しいことと、楽しい旅行のイメージではなく試練と思うぐらいの強い覚悟を持っていって欲しいということを書いていきます。
インド旅行記【男一人旅】
旅行の詳細
- 日程:2019年 9月5日〜9月10日(6日間)
- 旅行先:デリー、アグラ(タージマハルがあるとこ)
- 金額:約10万(往復航空券含め)
- 英語:まったく喋れない、聞けない(中高で勉強した程度)
- 過去の旅行経験:タイ、シンガポール、アメリカ、中国(大学の卒業旅行と会社の研修で)
- 旅行前に準備したこと:往復航空券のみ購入(ホテル等は現地で探しながらなんとか)、ネットでブログの記事を数記事読むぐらい
退職後に今しかできないことをやろう。
退職を決意した後、身軽な縛られない状態の時に、今しかなかなか出来ないことをやろうと思い、初めに考えたのが一人旅でした。
時間はあるので、旅行シーズンなど関係なくいきたい時に行ける自由は最高です。
どこの国にいこか考えた時、まずは行ったことのない地域の国に行こう。ヨーロッパ、南米、アフリカも考えたんですが、インドもふといってみたいと思い、初めての1人海外旅行はインドにしました。
そもそもインド自体に気にはなっていたから、候補に出てきた。中国と並び世界の国で人口がトップクラスに。人口が多いということは、勢いがありこれからの経済を引っ張っていく存在になり得るというイメージで、活気のある勢いのある国の雰囲気を直で感じたいと思いインドを選んだ。
あと、よく価値観が変えわると聞いたことがあったから。
それでは、体験談を踏まえながら注意事項を上げていきます。
注意事項
入国 アライバルビザ
入国の際に心配になるのがビザですね。事前の申請ではないアライバルビザで、入国できました。
- 入国の心配でそわそわする方は事前に申請を!長い時間かけてインドに着いたのに万が一入国出来ないってなったらどーすればいいのかもわかりません。あと、これからの試練のインド旅行の体力を残しておく為にも。
- 同じ飛行機で乗ってきた日本人の方がいれば、可能なら連絡先を!
私は、飛行機で一緒に乗っていた日本人は5人ぐらいいました。入国審査の列のところに並んでいると、ちらほら見かけましたがその時はまったく話さなかった。しかし、旅行途中で再会し、話したこともないのに旅行が過酷すぎて少し話せただけでもとても安心しました。
皆さんはこんな私みたいな雑魚とは違うかもしれないですが、準備に越したことはないので、日本人の同じ旅行者に可能ならば連絡先を交換しておいてもいいのかもしれません。助け合いや、情報の交換も安心できますね。
夜中着の空港(インディラ・ガンディー国際空港)での出来事
空港に着いたのが、夜の23時ごろ。ネットで、「空港の外へ出ても航空券を見せれば再入場できる」と書いてあったので、夜中でしたが早くインドを見てみたくて空港の外に出ました。
周辺には特に何もないのと、タクシーなどの勧誘もとてもひつこくて空港内に戻ろうと航空券を見せたら、入れなかった・・・さっそく終わりました。
インドは治安が悪いせいなのか、空港や駅に必ず銃を持った警備員?が多数います。空港も全ての入り口に警備員が常に立っていて、簡単には入れてくれません。
勧誘にきたタクシーのおっちゃんに近くのホテルまで送ってあげると言われたんですが、ぼったくりの可能性と、夜中で安全面が危ういので断りました。
しかもその時、ネットもまだ繋がっていなかったので調べることもできず、地下鉄のホームで野宿しました・・・怖かったし蒸し暑くてキツかったな〜。
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- 夜中に空港を決して出るな!・・・夜中に空港につきホテルやチャーターを予約していなければ、空港は出てはいけない。出たら再入場できません。
- インディラ・ガンディー国際空港の周辺・・・周辺は特に何もありません。気になっても出ないで!近くにホテルもなかった。空港内にはホテルがあったけど。あるのはしつこい勧誘だけ。
空港内のシムカード
空港内のSIMカードのお店「airtel 4G」に購入しにいきました。まさか空港内でぼったくられるとは。プランとかは特になく、店員にプランを言われ良くは理解できなかったですがそれ以外ないような感じだったので注文。確か¥2,000-ぐらい払ったかと。それで手続きをして終わりかと思った最後にまた金額の請求をしてきた。
へんだとは思ったが、金額が足りてなかったのかと思いお金を出す。店員受け取る。終了の雰囲気。なんかやっぱりへんだと思い英語は喋れないけど、ジェスチャーで絶対多く払ったよね?返せとアピールで粘る。結局店員が最後に受け取った金額全て返してきた。
やっぱりぼったくりだった。追加で払った金額は全て返してはもらったが、そもそも最初に払った金額すら怪しいな〜。
- 空港だからといって安心しないで。日本のしっかりした空港のイメージは捨てて。ぼったくられないようにしてください
- 現地でSIMカードを購入できても、ネットにすぐ繋げません。購入してから約半日かかりました。知らない土地、しかもインドでネット環境がないのはきついです。事前に日本で買って準備しておくのをお勧めします。
トイレの使用
トイレの使用にチップ(10円ぐらい)を払わないといけないところもありました。地下鉄のトイレはだいたい払った気がします。トイレの入り口付近んにデスクに人が座っています。最初チップを払うのが分からなくて通り過ぎたら止められました。
- チップ用に細かくしたルピーも準備しておきましょう。
- 公共のトイレはトイレットペーパーはありません。私が止まったホテル(1泊¥5,000-前後)は全てありました。
空港、駅前での強烈勧誘
これが精神的に一番キツかった。ニューデリー駅周辺が最も強烈。インドの最も有名な観光地であるタージマハルに行く時には、ニューデリー駅周辺を突破しないといけない。でもそこが最難関ポイント。
現地の人もそこの駅を利用する観光客を狙って待ち構えています。勧誘の嵐で、リキシャへの勧誘・ツアーの勧誘など。歩いていれば複数人必ずきます。
※勧誘に騙された現地であった日本人の話
ニューデリー周辺で、タージマハルの最寄り駅までのチケットを買うのにチケット売り場を探していた。
そこに勧誘の人が来て「タージマハル?チケット売り場はここじゃないよ」と始めは優しく声をかけてくる。
そうなのかと思い、教えてもらうことに。
勧誘の人「場所自体が違うからリキシャに乗って移動するよ」
流され断れない。リキシャに乗ってしまう。
しばらくして着いたが、よく分からない怪しい所につき、お金を請求される。
場所もわからない、なぜか怒っている「案内しただろ?リキシャに乗っただろ?」
頬を叩かれる!!!!!
怖いし、1人じゃ帰れないのでお金を払って帰してもらう。
また元のニューデリー周辺に下され戻ってきた。
※私の話
同じくチケット売り場を探す。
勧誘の人がくる。5分ぐらいずっと着いてくる。「売り場はそっちじゃないから、教えてあげる」、「ついてきな」と。
最初は親切で少し話してしまう。でも断り続けるとだんだん起こり始める。その時点で完全にぼったくりだと判断。
自分も怒り気味に断り続けるが、全然諦めてくれない。ずっとついてくる。背も高い、ガタイもいい、まじで怖かった。
ほんとに離れないので、避難を優先に考え近くの飲食店に行こうと、「先ご飯食べてくるわ」という。
マジギレされ、ショルダータックルと最後に足をかけられる。怖すぎ。
なんとか飲食店に避難した。
- ニューデリー駅周辺は最も注意。必ずと言ってもいいぐらい、勧誘はくるでしょう。チケット売り場は無いなど、場所が違うだの言われても信じずにしっかり断りましょう。おどおどしてるとより狙われやすいので、雰囲気だけでも慣れてる感を出せたらいいですね。
- 絶対について行かないできださい。ぼったくられますし暴力もされる可能性もあります。現地であった日本人は結構な力で頬を叩かれたみたいです・・・
鉄道の故障
ニューデリー駅からアグラカント駅(タージマハルの最寄り駅)の電車に乗りました。外国人専用窓口(唯一安心できる場所)でチケットを買い、発射時刻まで待っていた。すると電光掲示板に乗ろうとしている電車の1時間の遅れ。
1時間後電車に乗る。出発したものの途中で動かなくなることが3回ぐらいあった。ホームとかではなく線路上に長時間止まっていることも。結局停止時間はトータル2時間ぐらい・・・結局アグラカントにつくのに通常の2倍近くかかった。
しかも自分が乗った車両だけ途中でクーラーも壊れて、30度以上あるし人が多いのでキツかった。笑
- 電車の出発時間の変更は何もアナウンスなどはなく、ただ電光掲示板に変更の表示がされただけ。おそらくインドではよくあることなので、出発時間の変更が無いかこまめに電光掲示板をチェックしましょう。
- 出発してもまだ油断できません。途中で止まったりするのも珍しく無いと思う。トータル2時間ぐらい止まっていたのに、周りのインド人は何にも焦ってもいないし誰1人文句も言っていなかった。よくあるんだな〜。電車に乗る時は、遅れてもいいように十分に余裕を持っておきましょう。
リキシャの交渉
アグラカントに着き、ついにタージマハルが行けると思っても、ここでも試練が。最寄駅のアグラカントからタージマハルへは歩いて行けないぐらいの距離があるので、リキシャを使用しないとかな。
駅を出ると、待ってましたと言わんばかりにリキシャがズラーーーーーっと並んで待ち構えています。勧誘の嵐です。「タージマハル?」「安くするよ」「いくらで行くよと」たくさん勧誘してくるのでうっとしいです。でも乗らないといけない。
私が1人のリキシャと交渉を始めると、なぜか他のリキシャの人も集まってきて最終的には4人のリキシャに囲まれてました。しかもリキシャ同士で喧嘩も始まる。「俺の客だぞ」って感じなのかな。しかも最初に交渉していた人が後から来た人にまあまあ強く肩パンされてました。怖すぎ。
結局、最初に交渉した、肩パンまでされてたリキシャを選びました。
- リキシャの勧誘では、最初必ず高い金額で交渉してきます。それで受けないでください。相場ぐらいの金額で交渉し続けることが大事です。あっちも粘りますが、価格を下げないなら別のに乗るくらいのアピールも必要。
- アグラカント駅を出ると勧誘の嵐なので、駅から少し歩いて少し離れたところでリキシャの交渉をし始めた方がいいかもしれません。駅前のリキシャの人はガツガツイケイケが多い感じがしました。
バスに乗る
インドのバスはとても安かった。リキシャに乗るよりも安いし、交渉もいらないので少しは安心かな。けど安いとはいえぼったくろうとはされました。
同じタイミングで乗った、インドの方と私が支払った金額が違います。少し多めに取られたな、それでも安いからまあいいけど。
- バスでもぼったくりはあるでしょう
- 乗り方がきつい。日本であれば停留所に止まってくれますが、インドのバスは違います。まず停留所にいるだけで何もしていなかったら止まりません。タクシーみたいに手を上げ、乗るぞアピールを(それでも止まってくれないことも)。で止まってくれたら乗り込む。バスが動いてる状態で乗り込む時もありました。支払いはバスの入り口付近に係員が座ってるので、行き先を伝えてその場で支払う。前払い制です。
インド旅行は思ってるよりハードな旅になるでしょう。もちろん私みたいに一人旅に慣れていない、英語も話せなかったからかもしれませんが・・・
注意することは大事です。危険目に会わないためにも気は抜かないでください。
これだけインドのことをボロクソ書いていますが、本当に行って良かったと思うし私はそんなインド、勢いのあるインドに魅了され始めはどうなるかと思いましたが、最終的には好きになっていました。
平和すぎる日本では決して味わう事のできないインドに、気を抜かずに行き価値観を広げられて来てください。
いい旅になることを祈っています。