家具店でソファを見ていたら、「HTL」や「ワタリジャパン」という名前のソファをすすめられた。
でも聞いたことのないメーカーで、品質は大丈夫なのか、評判はどうなのかが気になる。
そんな人は多いのではないでしょうか。
ワタリジャパンは、テレビCMを流すような有名メーカーではありません。
そのため、名前を検索しても情報が少なく、判断しにくいメーカーです。
この記事では、大手家具店で5年以上ソファの責任者をしていて、ワタリジャパンのソファをいちばん多く売っていた元家具販売員の僕が、ワタリジャパン(HTL)がどんな会社か、ソファの評判、買う前に確かめておきたいことをまとめました。
- HTLは1976年創立のソファメーカーで、ワタリジャパンはその日本法人
- 革のなめしから組み立てまで自社で行う、革張りソファに強いメーカー
- 電動リクライニングソファの種類が多い
- 気になるのは「どこで買えるか分かりにくい」「ネットの情報が少ない」こと
- 買うなら、取扱店かショールームで実物に座って決めるのがおすすめ
ワタリジャパン(HTL)とは?革張りソファに強い世界的なメーカー
まず、ワタリジャパンとHTLの関係を整理しておきましょう。
HTLは海外のソファメーカーで、ワタリジャパンはその日本法人です。
お店で「HTLのソファ」と言われても、「ワタリジャパンのソファ」と言われても、同じメーカーのことだと考えて大丈夫です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| グループ | HTL International |
| 創立 | 1976年(革張りソファのメーカーとして) |
| 規模 | 従業員 約6,000人・52か国以上へ輸出 |
| 生産拠点 | 中国・インド・ベトナム |
| 日本の会社 | ワタリジャパン株式会社(東京都港区) |
| 日本のブランド | HomesToLife(Japan Edition など) |
※HTL Japan「HTL Japanとは」、ワタリジャパンのお知らせ(PR TIMES・2026年7月7日)より(2026年10月時点)。
革のなめしから組み立てまで、自社で行っている
HTLのいちばんの特徴は、ソファづくりの工程のほとんどを自社で行っていることです。
公式サイトでは、皮のなめし加工、木枠のフレーム、ウレタン、裁断・縫製、組み立てまでを自社で管理していると紹介されています。
皮のなめしから、木枠・ウレタン・縫製・組み立てまでを自社で行っているまた、革張りソファの生産額で世界2位とも書かれています。
ソファの品質は、外から見えない木枠やウレタン、革の質で大きく変わります。
その部分を自社で管理しているのは、革張りソファを選ぶうえで安心できるポイントです。

デザインはヨーロッパのデザイナーと一緒に作っている
HTLは、ヨーロッパのデザイナーと協力してソファをデザインしています。
そのため、国内の大手量販店のソファとは少し違う、すっきりした海外風のデザインが多いのも特徴です。
ワタリジャパン(HTL)のソファの評判は?よいところと気になるところ
ネットで口コミを探しても、HTLのソファの声はそれほど多く見つかりません。
そこで、実際に売っていた立場から、よいところと気になるところをまとめます。
ひとことで言うと「本革ソファを、手の届く価格で選べるメーカー」です。
- 本革のソファが手ごろ:革のなめしから組み立てまで自社で行い、たくさん作るのでコストをおさえやすい
- ボリュームがあって高級感がある:奥行きやクッションがたっぷりした海外風のデザイン
- 包まれるようなやわらかい座り心地:ほどよく沈むモデルが多い
- 電動リクライニングの種類が多い:1人掛けから大きなソファまで
- 細かい仕上げは国内の高級メーカーにおよばないことも:縫い目のずれなど
- 小柄な人には大きく感じることがある:座面が高め・奥行きが深めのモデルが多い
- 革のシワが目立ちやすい:やわらかく沈むぶん、革が伸びる
- どこで買えるか・口コミが分かりにくい:取扱店で売られることが多い
よいところ:本革のソファが手ごろな価格で選べる
本革のソファは、ふつうはとても高い家具です。
国内のメーカーで総本革のソファを選ぶと、50万円くらいすることも珍しくありません。

気になるところ①:細かい仕上げは高級メーカーにおよばないことも
カリモクのような国内の高級家具メーカーとくらべると、細かい仕上げで見劣りすることはあります。

気になるところ②:小柄な人は座面の高さと奥行きを確かめる
海外向けに作られたソファは、座面が高めで、奥行きが深いものが多いです。
小柄な人だと、深く座ったときに足が床につかないことがあります。
2026年に発表された日本向けの「Japan Edition」は、座面の高さを42cmにするなど、日本人の体格に合わせて作られています。
小柄な人は、こうした日本向けのモデルから見てみるとよいかと思います。
気になるところ③:革のシワとへたり
やわらかく沈む座り心地のソファは、座るたびに革が伸びるので、シワが目立ちやすくなります。
シワは本革の味のひとつですが、気になる人は、かための座り心地のモデルや、合皮・布張りのソファを選ぶと安心です。

「聞いたことがない=品質が悪い」ではない
HTLの名前を知らない人が多いのは、日本ではテレビCMなどの宣伝をほとんどしていないからです。
家具店に並んでいるソファの中には、こうした「メーカー名は知られていないけれど、実はしっかりしたソファ」が意外と多くあります。
名前だけで判断せず、実物に座って、つくりを確かめてから決めるのがいちばんです。
HTLの電動リクライニングソファの特徴
HTLは、電動リクライニングソファに力を入れているメーカーです。
2026年には、日本の部屋に合わせた新しい電動ソファも発表されています。
TRIO(トリオ):壁ぎわでも倒せる電動ソファ
2026年7月に発表された日本向けの電動リクライニングソファです。
- Zero Barrier:脚を高くして、お掃除ロボットが下を通れる
- Zero Gravity:足を心臓より高くする、くつろぎの姿勢がとれる
- Zero Wall:壁ぎわに置いてもリクライニングできる
電動ソファは、倒すときに後ろに空きが必要なものが多いので、壁ぎわに置けるのは日本の部屋ではうれしいポイントです。
Homestage(ホームステージ):スピーカー付きの上位モデル
スピーカーを内蔵し、振動で音を楽しめる電動ソファです。
スマホのワイヤレス充電にも対応し、上位のLUXはタッチパネル、アプリでの操作、姿勢を覚えるメモリー機能、シートヒーターまで付いています。
TRIOとHomestageは、2026年秋以降に全国の取扱店で順次売り出される予定です(ワタリジャパンのお知らせ(PR TIMES・2026年7月7日))。
1人用の電動チェアは、ネットでも買える
HTL(ワタリジャパン)の1人用の電動リクライニングチェアは、楽天市場のインテリアショップでも売られています。
270°回転する座面と、オットマン(足のせ)が一体になったタイプで、USBの差し込み口も付いています。
張地はポリエステルで、1年保証、背もたれを差し込むだけの半完成品として届きます(販売ページより・2026年10月時点)。
ワタリジャパン(HTL)のソファの価格の目安
HTLのソファは、国内の大手量販店より少し上、高級家具店よりは手が届きやすい価格帯のものが中心です。
| モデル | タイプ | 価格の目安 |
|---|---|---|
| SOYO(幅184cm) | 奥行きを変えられるソファ | 278,000円 |
| SOYO(幅204cm) | 奥行きを変えられるソファ | 298,000円 |
| 1人用の電動チェア | 電動リクライニング・回転 | 楽天で18万円台 |
※SOYOは参考価格(税込)。ワタリジャパンのお知らせ(PR TIMES・2026年7月7日)より。電動チェアは楽天市場の販売ページより(2026年10月時点)。お店によって価格は変わります。
取扱店によって価格やセールが違う
HTLのソファは、いろいろな家具店で売られています。
そのため、同じソファでも、お店によって価格や配送料、組み立てのサービスが違うことがあります。
気に入ったソファが見つかったら、取扱店を2〜3店くらべてみると損をしにくいです。
ワタリジャパン(HTL)のソファはどこで買える?
HTLのソファは、全国の家具店(取扱店)と、ショールームで実物を見ることができます。
家具店(取扱店)
いちばん多いのは、地域の家具店や大型の家具店で売られているパターンです。

お店によってはHTLの名前を出さずに置いていることもあるので、気になる場合は店員さんに「HTL(ワタリジャパン)のソファはありますか」と聞いてみてください。
お台場のショールーム
ワタリジャパンには、来場予約ができるお台場のショールームがあります(HTL Japan 公式サイト)。
いろいろなモデルにまとめて座り比べたい人は、予約して行ってみるのがおすすめです。
ニトリやコストコでは買える?
僕が販売員だった2020年ごろは、ニトリの電動リクライニングソファの中にも、HTL(ワタリジャパン)が作ったものがありました。
ただ、ニトリの商品は「ニトリ」の名前で売られていて、今どのモデルをどこが作っているかは公式には分かりませんでした。
ニトリの電動ソファについては、ニトリの電動ソファの口コミと選び方でくらべています。
海外のコストコ(韓国など)では、HTLの電動リクライニングソファが売られています(コストコ韓国の商品ページ)。
日本のコストコで扱っているかは時期によって違うので、気になる人は店舗で確かめてみてください。
ニトリや通販のソファとどう違う?くらべ方の目安
電動ソファを探していると、HTLのほかにニトリや通販のソファも候補に入ってくると思います。
いちばんの違いは「革の質」と「実物を見て選べるか」です。
| くらべるところ | HTL(取扱店) | ニトリ | 通販のソファ |
|---|---|---|---|
| 価格 | 中〜やや高め | 手ごろ | 安いものが多い |
| 革張りの質 | ◎ | ○ | △ |
| 実物を見られる | ○(取扱店・ショールーム) | ◎(全国の店舗) | × |
| 電動の種類 | ◎ | ○ | ○ |
| 情報の集めやすさ | △ | ◎ | ○ |
※筆者が家具販売員として見てきた感覚をもとにした目安です。モデルによって違います。
本革のソファを長く使いたい人はHTL、手ごろな価格で全国どこでも見て買いたい人はニトリ、とにかく安さ優先なら通販、という選び方がわかりやすいかと思います。
電動ソファ全体のおすすめは、電動リクライニングソファのおすすめの記事でくらべています。
ワタリジャパン(HTL)のソファを買う前に確かめること
HTLにかぎらず、ソファ選びで失敗しないために、買う前に確かめておきたいことは4つです。
保証と修理の窓口は、買うお店で確かめる
HTLのソファは取扱店で買うことが多いので、保証や修理の窓口もお店ごとに違うことがあります。
電動ソファはモーターやスイッチがこわれることもあるので、保証の年数と修理の頼み先は必ず買う前に確かめてください。
ワタリジャパン(HTL)のソファでよくある質問
-
QワタリジャパンとHTLは同じ会社ですか?
-
AHTLは海外のソファメーカー(HTL International)で、ワタリジャパンはその日本法人です。お店で「HTL」と言われても「ワタリジャパン」と言われても、同じメーカーのソファです。
-
QHTLのソファは中国製ですか?
-
AHTLの生産拠点は、中国・インド・ベトナムにあります。生産国はモデルによって違うので、気になる場合は商品の表示や取扱店で確かめてください。
-
QHTLのソファのカタログはありますか?
-
A公式サイトの「コレクション」でモデルを見ることができます。くわしいカタログや価格表は、取扱店やショールームで聞くのが確実です。
-
Q品質は大丈夫ですか?
-
AHTLは革のなめしから組み立てまで自社で管理している、革張りソファの大きなメーカーです。品質の面では安心してよいメーカーだと思います。ただし、座り心地の好みは人それぞれなので、実物に座って決めるのがおすすめです。
-
Qアウトレットで安く買えますか?
-
A展示品や旧モデルを安く売っている取扱店もあります。アウトレット品は保証の内容が新品と違うことがあるので、保証と配送の条件をよく確かめてから買いましょう。
-
Qニトリの電動ソファとどちらがいいですか?
-
A本革の質やボリュームのあるデザインを重視するならHTL、全国の店舗で見て手ごろに買いたいならニトリが向いています。
-
Q座り心地はかためですか?やわらかめですか?
-
Aモデルによって違いますが、国内メーカーのソファとくらべると、ほどよく沈むやわらかめのものが多いです。かための座り心地が好きな人は、お店で座りくらべてから選んでください。
まとめ:ワタリジャパン(HTL)は革張りソファに強い、安心して選べるメーカー
ワタリジャパン(HTL)は、日本での知名度は高くありませんが、革張りソファでは世界でも大きな、しっかりしたメーカーです。
- HTLは1976年創立のソファメーカーで、ワタリジャパンはその日本法人
- 革のなめしから組み立てまで自社で管理し、革張りソファに強い
- 電動ソファの種類が多く、2026年には日本向けの新モデルも
- 全国の取扱店とお台場のショールームで実物を見られる
- 保証と修理の窓口は、買うお店で必ず確かめる
\ 1人用の電動チェアなら、ネットでも選べます /

