ゴルフボールの大きさ・重さの規格やルールついて知りたい方へ。
ゴルフボールには、たくさんの種類のボールがあるけど、大きさや重さなどの規格に決まりがあるのか、よくわかっていない。
また、大きさや重さは飛距離にどう影響してくるのかあれば、ついでに知りたい。
と考えていませんか?
本記事では、下記の内容を解説します。
・新発想のゴルフボール【大きいボールと軽いボール!?】
この記事を書いている僕は、プロゴルファーを目指したくらいゴルフにはまり、今でも毎月ラウンド、毎週練習しています。
その経験と知識をもとに解説するので、信頼性の担保につながると思います。
ゴルフボールの規格【大きさと重さ】
球技のスポーツは数多くありますが、自分の好きなボールを選べるスポーツは、ゴルフくらいですね。
ゴルフボールを選べるからこそ、ボールの規格を理解し、自分に合ったボールを選ぶことが重要です。
さっそく、ゴルフボールの規格である、大きさや重さを見ていきましょう。
『ゴルフボールの大きさ』規格と飛距離に与える影響
ゴルフボールの大きさは、『直径1.68インチ(42.67mm)以上』と規定されています。
というのも、ゴルフボールが小さければ小さいほど、空気抵抗が小さくなり、飛距離が出すぎるからです。
なので、42.67mm以上であれば、野球ボールやサッカーボールのような大きさでも、ルール上は問題ないってことですね。
とはいえ、空気抵抗が大きくなり飛ばないので、42.67mmに近い大きさで作られます。
✔︎ 補足:1989年までスモールボールが存在していた
『ゴルフボールの重さ』規格と飛距離に与える影響
ゴルフボールの重さは、『1.62オンス(45.93グラム)以下』と規定されています。
というのも、パワーがあるプレーヤーであれば、ゴルフボールが重ければ重いほど飛距離がでるからです。
なので、45.93グラム以下であればルール上問題ないので、極端にいえばピンポン球くらい軽くしてもOKですね。
とはいえ、もちろん軽すぎれば飛距離は出ないので、規格内でできるだけ重い方がいいでしょう。
✔︎ 補足:ボールの重さでグリーン上での転がりが変わる
その他の規格
ゴルフボールの規格には、「大きさ」や「重さ」以外にも、公平性を保つための規格制限があるので、合わせて解説します。
規格内容は、ぜんぶで5つに分けられます。
・重さ
・初速制限
・トータル飛距離
・対称性
「大きさ」と「重さ」は先ほど解説したので、その他3つを見ていきましょう。
初速制限
初速制限は、一定条件で打ったときに『250フィート/秒(76.2m/秒)+ 2%以下』と規定されています。
初速制限がなければ、より反発力のあるゴルフボールを使えば、より遠くへ跳ばせていまいますね。
トータル飛距離
飛距離は、ある一定条件で打ったときの「キャリーの距離」+「ランの距離」で規定され、トータル飛距離『317ヤード + 3ヤード以下』と規定されています。
対称性
対称性は、打撃位置による飛行特性が一定差以内と規定されています。
ディンプルに細工をして、球筋などを故意に操作することを防ぐためです。
新発想のゴルフボール【大きいボールと軽いボール!?】
ゴルフボールの飛距離を最大限にするためには、規格内ギリギリまで『大きさは小さく』『重量は重く』するのがセオリーですが、規格とは逆の発想で設計されたゴルフボールがあります。
プレーヤーによっては、規格通りよりも飛距離を出せる場合があるので、チェックしておきましょう。
あえて大きいサイズに設計されたゴルフボール
規格からすると、ゴルフボールの直径を小さくすることで、空気抵抗を抑え飛距離を出しますが、あえて大きいサイズに設計されたボールがあります。
キャロウェイの『SUPERSOFT MAGNA』です。(※公認球)
『SUPERSOFT MAGNA』の直径は約44mmで、同社の通常サイズの「SUPERSOFT」約42.7mmのボールに比べて、約3%も大きいサイズで設計されていますね。
ボールの大きさが大きくなることで、空気抵抗は小さいボールよりも大きくなりますが、芯をとらえやすくなり、結果的に飛距離を伸ばすことができます。
というのも、ボールが大きくなることで高重心になり、地面にあるボールでもティーアップしているような打ちやすさになるからです。
✔︎ 『SUPERSOFT MAGNA』は以下の方におすすめ
あえて軽く設計されたゴルフボール
規格からすると、ゴルフボールの重さを重くすることで、運動エネルギーが大きくなり飛距離が出ますが、あえて軽く設計されたボールがあります。
ムジークの『コルテオライト39』と『コルテオライト42』です。(※公認球)
規格は45.93グラム以下ですが、「コルテオライト39」は39グラム、「コルテオライト42」は42グラムと軽量で設計されていますね。
ボールの重さが軽くなることで、運動エネルギーが小さくなりますが、ヘッドスピードによっては、軽量されたボールの方が飛距離を出すことができます。
というのも、ヘッドスピードが遅い方が、45グラム台のボールを打つと、インパクト時に減速してしまうからです。
「軽いボールは重たいボールより飛ばない」は、ヘッドスピードが早いゴルファーの理屈です!
✔︎ 『コルテオライト』は以下の方におすすめ
>> コルテオライト39
>> コルテオライト42
以上、ゴルフボールの大きさ・重さの規格についての解説でした。
ゴルフは自分の好きなボールを選ぶことができるスポーツです。
そのためには、しっかりと規格を知り、その理由まで理解を深めることで、より自分に合ったボール選びが可能となるでしょう。
ぜひ、この機会に自分に合ったゴルフボールを改めて探してみてください。
>> ゴルフボールの知識をまとめて知りたい方はこちらをどうぞ。
良いゴルフライフを!
おわり。