データ通信量とは、何か知りたい方へ。
スマホを使っていると、データ通信量を気になったり、通信制限にかかることもあるけど、なんかデータ通信量について、ちゃんとわかっていない。
あと、データ通信量の目安などあれば、ついでに知りたい。
と考えていませんか?
本記事では、下記の内容を解説します。
2.データ通信量の節約術
スマホやタブレット、パソコン、電化製品までインターネットにつながる時代になりました。
いつでも手軽に動画の視聴を楽しめたり、音楽を聞いたり、映画を見たり、ゲームをプレイしたりと、よりデータ通信量を使うケースが増えました。
そこで、この記事では、普段から利用しているけど、意外とよく知らない『データ通信量』について、基本や具体的な目安、節約術などを解説していきます。
1.データ通信量とは?
1-1.データ通信量とは?
データ通信量とは、インターネット回線間でデータを送受信するときの量。
例えば、メールやLINEの送受信でもデータ通信が行われていますし、動画を視聴するのももちろんデータ通信量がかかります。
スマホのプランによっては、データ通信の容量が設定されていますが、その容量を超えると通信制限がかかり、通信速度が遅くなり快適にインターネットは使えなくなります。
データ通信量が設定されていたり、通信制限がある理由は、ネットワークの容量には限りがあるからです。
大容量のデータを使用すると、回線を独占してしまうようになり、通信環境の品質が落ちてしまい、他の利用者も快適にインターネットが使えないケースが出てきます。
1-2.データ通信量の単位
データ量(サイズ)を表す単位は、『バイト(Byte)』が使われます。
バイトの大きさ順と、数値は以下の通りです。
1 KB = 1024 B
1 MB =1024 KB
1 GB = 1024 MB
1 TB = 1024 GB
ちなみに、なぜ「1024」という中途半端な数字なのかは、2進法が使われているからです。
コンピュータは、「0」と「1」の2種類の組み合わせによって情報を表現しています。
1024 = 「2の10乗」であることから、2進法の観点からは、キリのいい数字で一般的に使われています。
1-3.データ通信量の目安
普段から利用することが多い、通信の具体的なデータ通信量の目安を、以下の表にまとめます。
通信内容 | 通信量 | 1GBあたり | |
LINE トーク | 1回 | 2KB | 500,000回 |
メール (300文字) | 1通 | 5KB | 200,000回 |
サイト閲覧(Yahooトップ) | 1回 | 230KB | 4,300回 |
マップ閲覧 | 1回 | 730KB | 1,400回 |
LINE 通話 | 10分 | 3MB | 3,300分 |
LINE ビデオ通話 | 10分 | 50MB | 200分 |
YouTube動画 (360p) | 10分 | 50MB | 200分 |
TikTok動画 | 10分 | 90MB | 100分 |
Instagram閲覧 | 10分 | 100MB~ | 100分~ |
上記は、データ通信量の目安で、利用状況によって変わりますが、参考にしてみてください。
メールやLINEの文字だけの、データ通信量はほとんど使われないので、あまり気にしなくてもいいかと思います。
ただし、データ容量が大きい画像や動画のあるものは、データ通信量をたくさん使うので、注意が必要です。
例えば、YouTubeを毎日、1日30分視聴した場合は、月で 4.5GB もYouTubeの視聴だけで使ってしまいます。
このように1日にどのくらい使うかで、計算していくと普段どのくらいのデータ通信量を使っているのかが具体的にわかります。
2.データ通信量の節約術
データ通信量をできるだけ減らしたい、通信制限にかかりたくないと思っている方は、たくさんいます。
そこで、データ通信の節約術を、紹介していきます。
2-1.設定で簡単に節約
位置情報サービスをオフにする
位置情報の取得には、GPSだけではなくデータ通信も行われています。
通信量も多いので、使わない時はオフにしておきましょう。
また、必要のないアプリも、位置情報を取得している場合もあるので、確認しましょう。
アプリの更新はWi-Fi経由で行う
アプリの更新は、Wi-Fi経由で行う。
スマホのアプリは、常に最新の状態に保つために、状況を確認したり、最新のバージョンにダウンロードするため、データ通信がかかります。
モバイルデータで通信で更新やダウンロードすると、データ通信量を消費してしまうので、自動更新になっている場合は、「Wi-Fi接続時のみ更新」するように設定を変えるとデータ通信量の節約になります。
データ使用の警告の設定
データ通信量の警告設定を行う。
月初からデータ通信をたくさん消費してしまい、月末になると通信制限によくかかってしまう方におすすめ。
データ通信量が一定の数値までくると、警告をしてくれるサービスで、データ通信量の使い過ぎの防止や、ペース配分の参考になります。
動画アプリの設定を見直す
Wi-Fi接続時以外は、低画質モードになるように設定をしておく。
動画の視聴は、モバイルデータ通信量をたくさん消費している原因の一つで、画質を下げることで、データ通信量の消費を抑えることができる。
例えば、YouTubeやAmazonプライムビデオ、Netflixなど、簡単に設定を変えることができます。
以下にYouTubeの設定変更の写真を参考までに、紹介します。
SNSのデータ通信設定を見直す
LINE(ライン)
・送信する写真の画質を落とす
・写真の自動ダウンロードをオフにする
・動画の自動再生をWi-Fi接続時のみにする
Instagram(インスタグラム)
データ節約モードを有効にする。
動画の自動再生がされなくなったり、画像や動画の画質を落とし、データ通信量の消費を抑えることができる。
Facebook(フェイスブック)
データ節約モードを有効にする。
表示される画像サイズの縮小、動画の自動再生をオフにできる。
Twitter(ツイッター)
データセーバーを有効にする。
表示される画像サイズの縮小、動画の自動再生をオフにできる。
2-2.インターネット回線の利用
データ通信量の節約をしても、データ量が足りない方や速度制限がかかってしまう方は、インターネット回線の利用も検討しましょう。
インターネット回線には、代表的なものに3種類あります。
光回線(固定回線)、ポケットWi-Fi、ホームルーターで、それぞれの特徴や価格などは異なりますが、あなたにあったプランを探して、データ通信量を気にせずに、快適なインターネットの利用ができます。