ソファベッドを買ったものの、「そのまま寝ていいの?」「布団やマットレスは敷いたほうがいいの?」と迷っていませんか。
敷くとしたら、昼間はその布団をどこにしまうのかも気になりますよね。
ソファベッドは、ソファとベッドの2役をこなせる便利な家具です。
そのぶん、ふつうのベッドとは寝心地やお手入れの考え方が少し違います。
この記事では、大手家具店でソファ売り場の責任者をしていて、ソファベッドを買う人の相談を数多く受けてきた僕が、ソファベッドの布団・マットレスをどうするかをまとめました。
- たまに・来客用 → そのままか、シーツや敷きパッドだけでOK
- 週に何度か → 厚さ5cmくらいの軽いマットレス(片付けがラク)
- 毎日寝る → 厚さ10cmくらいの三つ折りマットレス
- 置き場所 → 三つ折りにして立てる・布団袋に入れる・収納付きのソファベッドを選ぶ
- どれを敷くときも、湿気対策に除湿シートがあると安心
ソファベッドに布団・マットレスは必要?毎日寝るなら敷いたほうがいい
ソファベッドに布団やマットレスが必要かどうかは、どのくらいの頻度で寝るかで決まります。
月に数回、来客が泊まるときに使う程度なら、そのままでも大きな問題はありません。
いっぽうで、毎日の寝床にするなら、何か1枚敷いたほうが体にもソファにもやさしいです。
理由は大きく3つあります。
理由①:座るためのクッションなので、寝ると硬さやすき間が気になる
ソファベッドの座面は、もともと「座る」ためのクッションです。
座ったときにちょうどよい硬さでも、横になって全身をあずけると、腰やおしりのあたりだけ沈んだり、逆に硬く感じたりします。
また、背もたれを倒してベッドにするタイプは、座面と背もたれのあいだに継ぎ目や段差ができます。
寝返りのたびに、このすき間が背中に当たって気になる人は多いです。

理由②:汗や皮脂から張地を守れる
人は寝ているあいだに、たくさんの汗をかきます。
ソファベッドに直接寝ると、その汗や皮脂がそのまま張地にしみこみます。
ふつうのベッドならシーツやマットレスを洗ったり替えたりできますが、ソファベッドの張地は、丸ごと洗えないものがほとんどです。
上に1枚敷いておけば、汚れるのはその1枚だけで済みます。
理由③:湿気がこもりにくくなる
ソファベッドのクッションの中はウレタンが多く、ベッド用のマットレスほど湿気を逃がす作りにはなっていません。
毎日同じところで寝ていると、寝汗の湿気がこもりやすくなります。
上にマットレスを敷いて、日中は片付けたり立てかけたりすれば、ソファベッドもマットレスも乾かしやすくなります。
これから買う人で通気性を重視するなら、中のクッションにポケットコイル(小さなバネ)が使われたソファベッドを選ぶのも手です。

敷かなくてもいいのはこんなとき
- 来客用として、年に数回だけ使う
- 昼寝やうたた寝程度で、朝までは寝ない
- 座面がフラットで、継ぎ目がほとんどないタイプ
- マットレスと同じ作り(ポケットコイルなど)の、寝る前提のソファベッド
この場合でも、シーツや敷きパッドを1枚かけておくだけで、汚れ防止にはなります。
ソファベッドの上に敷くもの4種類|おすすめは薄いマットレス
ソファベッドの上に敷くものは、大きく分けて4種類あります。
寝心地と片付けやすさのバランスがいいのは、厚さ5〜10cmの薄いマットレスです。
| 敷くもの | 寝心地 | 片付けやすさ | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 薄いマットレス(5cm前後) | ○ | ◎ | 週に何度か寝る人 |
| 三つ折りマットレス(10cm前後) | ◎ | ○ | 毎日寝る人 |
| 敷布団 | ○ | △ | すでに布団を持っている人 |
| 敷きパッド・シーツ | △ | ◎ | 来客用・汚れ防止だけしたい人 |
薄いマットレス(5cm前後):軽くて、出し入れがラク
厚さ5cmくらいの高反発マットレスは、ソファベッドの硬さや継ぎ目をほどよくならしてくれます。
重さも4kg前後のものが多く、毎晩敷いて朝片付けるのも苦になりません。
「ソファベッドの寝心地を少しよくしたい」というくらいなら、まずはこの厚さで十分です。
三つ折りマットレス(10cm前後):毎日寝るならこれ
毎日の寝床にするなら、厚さ10cmくらいあると、ソファの座面のでこぼこをほとんど感じなくなります。
三つ折りにできるものなら、昼間は折りたたんで部屋のすみに立てておけます。
ただし厚みがあるぶん、ソファの上にのせたまま座るのはむずかしいです。
置き場所を先に決めておきましょう。
敷布団:手持ちがあるなら使ってOK
すでに敷布団を持っているなら、それを敷いてもかまいません。
ただ、敷布団はたためても場所をとり、クッションの上に敷くとやわらかすぎて腰が沈むこともあります。
布団を使うなら、綿わたの厚い布団より、薄めでへたりにくい固わたやウレタン入りのものが合います。
敷きパッド・シーツ:寝心地より汚れ防止に
敷きパッドやボックスシーツは、寝心地を大きく変えるものではありません。
張地を汗や汚れから守るのが一番の役目です。
来客用にたまに使う場合や、マットレスの上にさらに重ねて使う場合に向いています。
使い方別の選び方|毎日・週末・来客用で変わる
どれを敷くか迷ったら、「どのくらいの頻度で寝るか」と「昼間ソファとして使うか」の2つで考えると決めやすいです。
| 使い方 | おすすめ | ポイント |
|---|---|---|
| 毎日寝る | 三つ折りマットレス10cm | 寝心地を優先。昼間は立てて乾かす |
| 週に何度か | 薄いマットレス5cm | 出し入れがラク。軽さを優先 |
| 来客用・たまに | 敷きパッド・シーツ | そのままでもOK。汚れ防止に1枚 |
| ベッドのまま使う | マットレス+除湿シート | 湿気がこもりやすいので対策を |
毎日寝る人:寝心地を優先して10cmを
毎日ソファベッドで寝るなら、寝心地は妥協しないほうがいいです。
座面の硬さや継ぎ目のせいで寝つきが悪くなったり、朝に腰が痛くなったりしては、ソファベッドを選んだ意味がなくなります。
週に何度か寝る人:軽さを優先して5cmを
平日はベッド、週末だけソファベッドで寝る、といった使い方なら、出し入れのしやすさを優先しましょう。
重いマットレスは、だんだん出すのが面倒になって使わなくなりがちです。
来客用:そのままか、シーツ1枚でOK
年に数回、友だちや親が泊まるときに使う程度なら、わざわざマットレスを買わなくても大丈夫です。
気になる場合は、来客用にたためる薄いマットレスを1枚用意しておくと安心です。
サイズと厚みの選び方|買う前にベッド面を測る
マットレスを買う前に、ソファベッドを広げたときのベッド面の幅と長さを必ず測ってください。
ここを確認しないと、はみ出したり、すき間ができたりします。
幅:シングル(約97cm)より狭いソファベッドも多い
一般的なシングルマットレスの幅は約97cmです。
ソファベッドは商品によって、ベッドにしたときの幅がシングルより狭いことがあります。
少しはみ出すくらいなら使えますが、大きくはみ出すと、寝返りのときにマットレスがずれやすくなります。
幅が合わないときは、セミシングル(約80cm)も候補に入れましょう。
長さ:足もとが足りないことがある
ソファベッドの中には、ベッドにしたときの長さが180cmくらいのものもあります。
背の高い人は、足もとが足りなくならないか確認しておきましょう。
厚み:のせたまま座るなら薄めを
マットレスをソファの上にのせたまま、昼間もソファとして座りたいなら、5cmくらいまでの薄いものが向いています。
厚いマットレスをのせたままだと、座面が高くなりすぎて足が浮いてしまいます。
すべり止めがあるとずれにくい
ソファの張地は、表面がつるつるしているものもあります。
裏にすべり止めが付いたマットレスなら、寝返りをしてもずれにくいです。
布団・マットレスの置き場所はどうする?片付け方5つ
ソファベッドでいちばん困るのが、昼間の布団の置き場所です。
先に置き場所を決めてから、それに合う布団やマットレスを選ぶと、あとで困りません。
方法①:収納付きのソファベッドを選ぶ
座面の下や、ひじかけの中に収納スペースがあるソファベッドなら、布団をそのまましまえます。
これから買う人には、いちばんスマートな方法です。
ただし、収納スペースに入る布団の厚みや枚数は決まっています。
厚いマットレスは入らないことも多いので、収納の大きさを確認してから選びましょう。
収納付きのソファベッドは、こちらの記事で紹介しています。

方法②:三つ折りにして部屋のすみに立てる
三つ折りのマットレスは、たたむと幅約65cm×奥行約97cmほどになります。
部屋のすみやソファの横に立てておけば、場所もとらず、湿気も逃げます。
方法③:布団袋に入れてクローゼットへ
敷布団や掛け布団は、不織布の布団収納袋に入れてクローゼットや押し入れにしまうのが定番です。
ほこりもつかず、見た目もすっきりします。
方法④:掛け布団はたたんでソファの上に
掛け布団の置き場所に困ったら、たたんでソファの背もたれの前やひじかけに置いておく方法もあります。
おしゃれなカバーをかければ、クッション代わりになって生活感もおさえられます。
方法⑤:ベッドのまま使う
一人暮らしで来客も少ないなら、思いきってベッドのまま使い、座るときもベッドの上に座る人もいます。
この場合は布団を片付ける手間がなくなりますが、湿気がこもりやすいので、次の章の対策をしておきましょう。
ソファベッドのカビ・湿気対策のコツ
ソファベッドで毎日寝ていると、気づかないうちに湿気がたまっていきます。
ソファベッドは丸洗いがむずかしいぶん、カビを生やさないことがいちばん大事です。
ソファの張地や中のクッションにカビが生えると、自分で取りきるのはかなりむずかしいです。
ひどい場合は、ソファベッドごと買い替えることになります。
ソファベッドのカバーや日ごろのお手入れについては、こちらの記事でまとめています。

ソファベッドにおすすめのマットレス・除湿シート3選
ここからは、ソファベッドの上に敷くのにちょうどいいマットレスと、あわせて使いたい除湿シートを紹介します。
毎日寝るならタンスのゲン、週に何度かならクモリを目安に選んでみてください。
| 商品 | 厚さ | 重さ | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| クモリ 高反発マットレス | 5cm | 約4.3kg | 週に何度か寝る人 |
| タンスのゲン 三つ折りマットレス | 10cm | 約6kg | 毎日寝る人 |
| 西川 からっと寝 | シート | − | 湿気・カビが気になる人 |
※サイズ・重さはAmazonの商品ページより(2026年10月時点)
クモリ 高反発マットレス 5cm|軽くて出し入れがラク
厚さ5cm・重さ約4.3kgの薄くて軽いマットレスです。
ソファベッドの硬さや継ぎ目を、ほどよくならしてくれます。
タンスのゲン 三つ折りマットレス 10cm|毎日寝るならこれ
厚さ10cmで、ソファの座面のでこぼこをほとんど感じなくなります。
三つ折りなので、昼間はたたんで立てておけます。
西川 からっと寝|ソファとマットレスのあいだに敷く除湿シート
シリカゲルが汗や湿気を吸ってくれる除湿シートです。
ソファベッドとマットレス(または布団)のあいだに敷いておくと、湿気がソファにこもるのを防げます。
ソファベッドの布団・マットレスでよくある質問
-
Qソファベッドの上にマットレスを置いてもいい?
-
A問題ありません。むしろ毎日寝るなら、マットレスを敷いたほうが寝心地がよく、張地の汚れや湿気も防げます。ずれが気になるなら、裏にすべり止めが付いたものを選びましょう。
-
Qソファベッドに敷布団を敷いてもいい?
-
A敷いてもかまいません。ただ、ソファのクッションの上に綿の布団を敷くと、やわらかすぎて腰が沈むことがあります。布団を使うなら、固わたやウレタン入りの薄めのものが合います。
-
Qソファベッドの掛け布団はどうする?
-
A布団袋に入れてクローゼットにしまうか、たたんでソファの上に置き、カバーをかけてクッション代わりにする方法があります。収納付きのソファベッドなら、中にしまえるものもあります。
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Qソファベッド専用のマットレスは必要?
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A専用でなくても大丈夫です。ベッドにしたときの幅と長さを測って、それに近いサイズの薄いマットレスを選べば使えます。
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Qソファベッドで毎日寝ても大丈夫?
-
Aマットレスを敷いて寝心地を整え、湿気対策をしておけば、毎日寝ても問題ありません。ただし、座るときと寝るときの両方で使うぶん、ふつうのベッドより傷みは早めです。
-
Qニトリのソファベッドにも敷いたほうがいい?
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Aニトリのソファベッドも、毎日寝るなら何か敷くのがおすすめです。ベッドにしたときのサイズは商品ごとに違うので、商品ページのサイズを見てからマットレスを選びましょう。
ニトリの3Wayソファベッドについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

ニトリでソファベッドを選んでいる人は、こちらの記事で今買える7つを比較しています。

まとめ:ソファベッドは「寝る頻度」で敷くものを決めよう
ソファベッドは、上に敷くものを1枚足すだけで、寝心地も持ちもぐっとよくなります。
自分の使い方に合ったものを選んで、快適なソファベッド生活を送ってください。
\ 迷ったら、まずは軽くて扱いやすい5cmから /

