ソファベッドの内部クッション材はポケットコイルが良いのか?知りたい方へ。
ソファベッドの内部のクション材は、ウレタンではなくポケットコイルの方が良いって聞くけど、果たして本当なのかなぁ?
あと、ポケットコイルが使用されているソファベッドとかあれば、ついでに知りたい。
と考えていませんか?
✔︎ 本記事の内容 ※約3分で読めます
- ソファベッドの内部はポケットコイルが良い理由
- ポケットコイル使用のソファベッド7選
この記事を書いている僕は、大手家具店に5年以上勤めていました。販売はもちろん家具工場にも足を運んだ経験があり、内部のクッション材についての知識はあります。
そんな僕の経験とノウハウをもとに解説するので、信頼性の担保につながると思います。
ソファベッドの内部はポケットコイルが良い理由
ソファベッドに使用されるクッション材は主に2種類
まずは、ソファベッドに使用されるクッション材の種類を確認しましょう。
主に以下の2種類です。
- ウレタン
- ポケットコイル
ソファベッドのクッション材には、8割以上はウレタン、残り2割以下にポケットコイルが使われている感じですね。では、それぞれどんな特徴があるのか見ていきましょう。
✔︎ ウレタン
出典:浜本工芸
ウレタンとは、ポリウレタンというプラスチック樹脂を発泡させたものです。身近なところで言うと、食器用スポンジをイメージするとわかりやすいかと。
ほぼ100%のソファのクッション材として使われ、適度なクッション性で座り心地が良い特徴がありますね。
✔︎ ポケットコイル
出典:浜本工芸
ポケットコイルとは、小さな袋にひとつひとつ包まれたコイルのことです。ベッドのマットレスの8割以上にポケットコイルが使われていますね。
✔︎ ソファベッドにはどっちがおすすめ?
ソファベッドで、ほぼ寝ることがない人は座り心地を重視したウレタンを、寝る機会がある人は寝心地を重視したポケットコイルを選ぶと良いでしょう。
とはいえ、ソファベッドを検討している人の多くは、寝る機会が十分にあるかと思うので、迷ったらポケットコイルを選んでおくのが無難かと。
次に、ポケットコイルが良い理由を詳しく見ていきましょう。
ソファベッドの内部はポケットコイルが良い理由4つ
ウレタンと比較して、ポケットコイルが良い理由を4つ解説します。
概要は以下のとおりです。
- 通気性が高い
- 寝返りしやすい
- ヘタリが少ない
- 体圧分散される
順番に見ていきましょう。
✔︎ 理由①:通気性が高い
ウレタンと比べ、通気性が高いです。
というのも、ウレタンはギュッと詰まっていますが、ポケットコイルは空洞状で空気が循環しやすいからです。
人は一晩にコップ1杯分の汗をかくと言われていまして、湿気がこもると寝苦しくなったり、衛生面からしてもカビやダニの発生しやすい環境になります。
なので、寝ることが多い人は特に湿気が溜まりやすいので、通気性の高いポケットコイルを使用したソファベッドが良いかと。
✔︎ 理由②:寝返りしやすい
ウレタンと比べ、寝返りがしやすいです。
その理由は、ポケットコイルはバネ状になっていて、反発力があるからです。
大人は一晩に20回〜40回ほど寝返りすると言われていますが、反発力があると寝返りをサポートしてくれますね。
※補足:なぜ、寝返りするの?
寝返りは、快適な睡眠をとるためにも、腰痛などの不調をリセットするために必要です。
寝返りすることで、血行を促進したり、体圧が1箇所に集中しない効果があり、快適な睡眠には欠かせません。
寝返りがしにくいと、体に余計な負荷がかかり、良質な睡眠がとれないため、ポケットコイルを使用したソファベッドが良いかと。
✔︎ 理由③:ヘタリが少ない
ウレタンと比べ、ポケットコイルの方がヘタリが少ないかと。もちろん、両者とも商品によって品質は異なりますが、ソファベッドにおいてはウレタンよりもポケットコイルが使われている商品の方が、ヘタリが少ないケースが多いと思います。
その理由は、ソファベッドは手頃な価格帯の商品が主流でして、安価なウレタンはヘタリやすいからです。一方、安価なポケットコイルでも安価なウレタンよりも耐久性が高い傾向がありますね。
ソファベッドでヘタリが大きくなってしまうと、座り心地はもちろん寝心地も極端に悪くなってしまうので、ヘタリが少ないポケットコイルが良いかと。
✔︎ 理由④:体圧分散される
ポケットコイルは体圧分散に優れています。
体圧分散とは、体にかかった圧力を分散させること。
ポケットコイルは、ひとつひとつのコイルが独立しているので、各箇所の圧力に応じて沈み込むため、隙間ができにくく均一に圧力をかけてくれます。
もし、体圧分散に優れていない場合は、圧力がかかりやすい頭や腰、踵など沈み込みが大きく、負荷が集中してしまい、体の不調や痛みにつながるかと・・・。
なので、体圧分散に優れたポケットコイルが良いでしょう。
ポケットコイル使用のソファベッド7選
最後に、ポケットコイルを使用したソファベッド7選を紹介しますね。
ポケットコイル使用のソファベッドの概要は以下のとおり。
- 1.【neruco】Edith
- 2.【neruco】伸長式ソファベッド
- 3.【Grande】LAWRO 3P
- 4.【ニトリ】B1-USB ベッドソファ
- 5.【フランスベッド】レジーファ2
- 6.【CELLUTANE】コンパクトカウチ
- 7.【ニトリ】ソファベッド セミダブル
順番に見ていきましょう。
1.【neruco】Edith
✔︎ ポイント
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✔︎ 商品情報
サイズ(ソファ時) | サイズ(マットレス) | カラー |
192.3×84×64 | 180×80×11 | 2色 |
クッション材 | 備考 | 価格 |
ポケットコイル | デイベッド | 約28,000円 |
ベッドと同様のポケットコイルマットなので寝やすいかと。またポケットコイルに加え、メッシュ床板なので通気性抜群ですね。
>> 商品の詳細
2.【neruco】伸長式ソファベッド
✔︎ ポイント
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✔︎ 商品情報
サイズ(ソファ時) | サイズ(マットレス) | カラー |
200×84.2×72 | 195×97×11 | 4色 |
クッション材 | 備考 | 価格 |
ポケットコイル | 天然木タモ突板 | 約50,000円 |
マットレスのサイズはベッドのシングルと同等で、ゆったり寝れるかと。また、ポケットコイルとすのこの床板で通気性も抜群ですね。クッションのみの販売もあるので、汚れたら買い替えもできますね。
>> 商品の詳細
3.【Grande】LAWRO 3P
✔︎ ポイント
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✔︎ 商品情報
サイズ(ソファ時) | サイズ(ベッド時) | カラー |
273×104×75 | 273×240×50 | 4色 |
クッション材 | 備考 | 価格 |
ポケットコイル、ウレタン | サイズ違いあり | 約80,000円 |
折りたたみ式のゆったりできるソファベッドです。折りたたみ式なので、場所によってはクッションの固さが異なりますが、体重がかかりやすい真ん中2つのクッションにポケットコイルが入ってますね。
>> 商品の詳細
4.【ニトリ】B1-USB ベッドソファ
✔︎ ポイント
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✔︎ 商品情報
サイズ(ソファ時) | サイズ(マットレス) | カラー |
203×99×78 | 195×97×19 | 2色 |
クッション材 | 備考 | 価格 |
ポケットコイル | クッション付き | 約70,000円 |
寝心地を重視したソファベッドです。マットレスは通常のシングルと同サイズで、通常のシーツやベッドパッドが使えるので、衛生面の管理がしやすいかと。
>> 商品の詳細
5.【フランスベッド】レジーファ2
✔︎ ポイント
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✔︎ 商品情報
サイズ(ソファ時) | サイズ(マットレス) | カラー |
198×82×80 | 182×83 | 1色 |
クッション材 | 備考 | 価格 |
ポケットコイル | クッション3個付き | 約126,000円 |
モダンでスタイリッシュなソファベッドです。座面を引き出すだけで、変形できるので、切り替えが簡単にできます。
>> 商品の詳細
6.【CELLUTANE】コンパクトカウチ
✔︎ ポイント
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✔︎ 商品情報
サイズ(ソファ時) | サイズ(ベッド時) | カラー |
144×74×51/69.5 | – | 10色 |
クッション材 | 備考 | 価格 |
ポケットコイル | クッション2個付き | 約20,000円 |
コンパクトなカウチソファタイプです。ちょっと横になる際にちょうどいい。
>> 商品の詳細
7.【ニトリ】ソファベッド セミダブル
✔︎ ポイント
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✔︎ 商品情報
サイズ(ソファ時) | サイズ(ベッド時) | カラー |
186×100×89 | 186×122×41 | 2色 |
クッション材 | 備考 | 価格 |
ポケットコイル | クッション2個付き | 約40,000円 |
セミダブルサイズのゆったり寝れるソファベッドです。リクライニングの境目が気にならないくらいフラット。
>> 商品の詳細
まとめ
以上、ソファベッドの内部はポケットコイルが良い理由の解説でした。
ポケットコイル使用のソファベッドは、寝る際に最適なクッション材ですね。ソファベッドで寝る機会が多い方や寝心地を重視したい方は、ウレタンではなくポケットコイル使用のソファベッドを選ぶと良いでしょう。
是非、この機会にポケットコイル使用のソファベッドを試してみてください。
他にもソファベッドを見たい方はこちらをどうぞ。
良いソファベッドライフを!
おわり。