昼はソファ、夜はマットレスとして使えるソファマットレス。
ワンルームにぴったりに見えるけれど、「すぐへたるって本当?」「毎日寝ても体は痛くならない?」と、買う前に気になりますよね。
値段が1万円前後と手ごろなぶん、失敗したくない気持ちも大きいと思います。
この記事では、家具の販売員としてソファやソファベッドを長く扱い、大学生のころは折りたたみ式のソファベッドで寝ていた僕が、ソファマットレスのデメリットと、それを減らす選び方をまとめました。
- ソファとしては座面が低く、座り心地はふつうのソファに負ける
- 薄いものは底つきしやすく、毎日寝ると体が痛くなりやすい
- 床に直置きなので、湿気・カビの対策は必須
- 2人で寝る・寝心地を最優先するなら、ベッドやソファベッドのほうが向く
ソファマットレスとは?ソファベッドとの違い
ソファマットレスは、ウレタンのマットレスを折りたたむと、ソファの形になる家具です。
三つ折りや四つ折りになっていて、広げればマットレス、折ればソファやカウチとして使えます。
フレーム(骨組み)がなく、ほぼウレタンとカバーだけでできているので、ソファベッドより軽くて安いのが特徴です。
| ソファマットレス | ソファベッド | |
|---|---|---|
| つくり | ウレタンを折りたたむだけ | フレーム+クッション |
| 値段の目安 | 1万円前後〜2万円ほど | 2万円〜10万円ほど |
| 重さ | 5〜13kgほど | 20kgほど〜100kgを超えるものまで |
| 座り心地 | 低め・やわらかめ | ソファに近い |
| 寝心地 | 厚みしだい | 商品しだい |
※値段・重さは、楽天市場の商品ページで見た一般的な範囲です(2026年10月時点)。
折りたたみ式のソファベッドとの違いは、こちらの記事でくわしく比べています。

ソファマットレスのデメリット7つ|買う前に知っておきたいこと
まずは、ソファマットレスのデメリットを正直に見ていきましょう。
どれも、選び方と使い方で軽くすることができます。
デメリット①:ソファとしては座面が低く、背もたれが弱い
ソファマットレスは床に直接置くので、座面の高さは20〜40cmほどです。
ふつうのソファ(40cm前後)より低いものが多く、立ち上がるときに少し力がいります。
また、背もたれもウレタンを折り曲げただけなので、もたれると少し沈みます。
長時間ソファとして座るなら、壁につけて置くと安定します。
デメリット②:薄いものは底つきしやすい
厚さが5〜8cmほどの薄いものは、寝たときに腰やお尻が床に近づいて、「底つき」して体が痛くなりやすいです。
とくに体重が重めの人や、横向きで寝る人は、厚みが足りないと肩や腰に負担がかかります。
デメリット③:折り目のところがへたりやすい
毎日折ったり広げたりすると、折り目の部分のウレタンに負担がかかります。
安いウレタンだと、数か月で折り目がへこんでくることもあります。
デメリット④:床に直置きなので湿気・カビが心配
ソファマットレスは床に直接置くので、寝ているときの汗や湿気が、床との間にこもりやすいです。
そのままにしておくと、裏側にカビが生えることがあります。
デメリット⑤:毎日の切り替えが意外と面倒
ソファとマットレスを毎日切り替えるのは、思ったより手間です。
厚くて重いもの(10kgを超えるもの)だと、折りたたむだけでひと苦労です。

デメリット⑥:カバーが洗えないものもある
ソファとしても寝具としても使うので、汚れやすい家具です。
カバーが外せない・洗えないものを選ぶと、汚れがたまりやすくなります。
デメリット⑦:サイズが少なく、2人で寝るには狭い
ソファマットレスは、シングル(幅100cm前後)が中心です。
セミダブルやダブルもありますが、種類は少なめです。
2人で毎日寝るなら、ふつうのベッドのほうが向いています。

それでもソファマットレスが選ばれるメリット
デメリットがある一方で、ソファマットレスにはほかの家具にないよいところもあります。
「ひとり暮らしで部屋が狭い」「来客用の寝床がほしい」人には、ほかにない便利さがあります。
ソファマットレスが向いている人・向かない人
デメリットとメリットをふまえると、向き・不向きは次のように分かれます。
| 向いている人 | 向かない人 |
|---|---|
| ワンルームで部屋を広く使いたい | ソファの座り心地を最優先したい |
| 来客用の寝床がほしい | 2人で毎日寝たい |
| 予算は2万円くらいまで | 腰痛があり、寝心地を最優先したい |
| 引っ越しが多い | 毎日の切り替えが面倒に感じる |
「毎日ベッドとして使う」なら、厚みと硬さの選び方がとても大事です。
次の章で、毎日寝ても大丈夫かを見ていきます。
ソファマットレスで毎日寝ても大丈夫?
結論から言うと、厚みが10cm以上あって、適度な硬さのものなら、毎日寝ても使えるものが多いです。
厚みは10cm以上が目安
一般的なマットレスは10cm以上の厚みがあるものが多く、ソファマットレスも毎日寝るなら10cm以上を目安にすると、底つきを感じにくくなります。
体重が重めの人や、よりしっかり支えてほしい人は、20cmの極厚タイプもあります。
厚み10cmと20cmの違い(左・中央)と、立てて風を通す干し方(右)
硬さは「N(ニュートン)」で見る
ウレタンの硬さは「N(ニュートン)」という数字で表され、数字が大きいほど硬くなります。
ソファマットレスでは、200N前後の「かため」の商品が多く見られます。
やわらかすぎると、寝たときに腰が沈んで姿勢がくずれやすく、ソファとして座ったときもへたって見えます。
迷ったら、かためを選ぶのが無難です。
薄いものは、上に布団を重ねる
すでに薄いソファマットレスを持っている場合は、上に敷布団や薄いマットレスを重ねると、寝心地がぐっとよくなります。


デメリットを減らすソファマットレスの選び方5つ
デメリットの多くは、買う前に商品をきちんと選ぶことで減らせます。
| 見るところ | 目安 | 減らせるデメリット |
|---|---|---|
| 厚み | 毎日寝るなら10cm以上 | 底つき・体の痛み |
| 密度(D) | 数字が大きいほど、へたりにくい傾向 | へたり |
| 硬さ(N) | 迷ったら200N前後のかため | 沈み込み・姿勢のくずれ |
| カバー | 外して洗えるもの | 汚れ・におい |
| 重さ・大きさ | 毎日たたむなら軽め。広げた長さを部屋で測る | 切り替えの手間 |
※密度はD(kg/m³)で表されます。商品ページに書いていないものもあります。
ポイント①:厚みは10cm以上
先ほどのとおり、毎日寝るなら10cm以上がおすすめです。
来客用やごろ寝用なら、もう少し薄くても問題ありません。
ポイント②:密度と硬さを見る
へたりにくさは、ウレタンの「密度」でだいたい決まります。
密度が高いウレタンは、中身がつまっていて、へこんでも戻りやすいとされています。
商品ページに「30D」などと書いてあれば、比べる目安になります。
ポイント③:カバーが外して洗えるか
ソファにも寝具にも使うので、カバーは外して洗えるものが安心です。
「カバー洗濯OK」「洗えるカバー」と書かれているかを確かめましょう。
ポイント④:重さと、広げたときの大きさ
広げると長さは2m近くになるので、部屋に置けるか、前のテーブルを動かす必要があるかを、買う前に測っておきましょう。
毎日たたむなら、重さは10kg以下が扱いやすいです。
ポイント⑤:ソファとしての高さ
ソファとしての座りやすさを重視するなら、座面が高くなる厚めのタイプを選びましょう。
極厚タイプなら、座面の高さがふつうのソファに近いものもあります。
ソファマットレスを長持ちさせるコツ
ソファマットレスは、ちょっとした手入れで、へたりやカビをかなり防げます。
とくに大事なのが、立てて風を通すことです。
三つ折りのソファマットレスなら、ジグザグに立てるだけで裏側が乾きます。
床の傷やへこみが気になるときは、下に敷くものも工夫しましょう。

デメリットが少ないおすすめのソファマットレス4選
デメリットを減らす選び方をもとに、楽天市場で販売中の商品から4つを選びました(仕様は商品ページで確認・2026年10月時点)。
毎日寝るなら極厚20cmか男の高反発、毎日たたむなら軽い山善が選びやすいと思います。
| 商品 | 厚み | 重さ | こんな人に |
|---|---|---|---|
| タンスのゲン 極厚20cm | 20cm | 約13kg | 寝心地と座り心地を重視 |
| タンスのゲン 男の高反発 | 10cm | 約6.5kg | かためが好き・におい対策 |
| Tatin 日本製 | 10cm | 11kg | 日本製を選びたい |
| 山善 高反発 10cm | 10cm | 5.2kg | 軽さ重視・毎日たたむ |
※重さはシングルサイズの商品ページの表記です。
タンスのゲン 極厚20cm:底つきとソファの低さをまとめて解決
厚さ20cmの極厚タイプで、ソファにしたときの座面の高さは約40cmと、ふつうのソファに近い高さです。
マットレスにすると幅100×長さ200×厚み20cmになります。
そのかわり重さは約13kgあるので、毎日たたむより、「ふだんはソファ、来客のときに広げる」使い方や、ほぼ広げたまま使う人に向いています。
タンスのゲン 男の高反発:かためで、においにも強い
厚さ10cm・220Nのかためのタイプです。
竹炭入りのウレタンで、消臭・抗菌をうたっています。
Tatin(タタン):日本製のソファマットレス
日本製の4Wayソファマットレスです。
厚さ10cmで、ソファ・マットレスなど4通りに使えます。
重さは11kgとやや重めです。
山善 高反発 10cm:軽くて毎日たたみやすい
山善(YAMAZEN)のソファマットレスで、シングルは幅97×奥行195×厚さ10cm、重さ5.2kgと軽めです。
セミシングルサイズもあります。
ニトリのソファマットレス(レヴィン4など)を比べたい人は、こちらの記事をどうぞ。

ソファマットレスのデメリットでよくある質問
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Qソファマットレスのデメリットは?
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Aソファとしては座面が低い、薄いものは底つきしやすい、折り目がへたりやすい、湿気がこもりやすい、毎日の切り替えが面倒、などです。厚み10cm以上・高密度・カバーが洗えるものを選ぶと、かなり減らせます。
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Qソファマットレスはすぐへたる?
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A密度の低い安いウレタンだと、折り目からへたりやすいです。密度(D)が高いものを選び、ときどき上下・裏表を入れ替えると長持ちしやすくなります。
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Qソファマットレスで毎日寝ても大丈夫?
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A厚み10cm以上で、かための商品なら毎日寝ても使えるものが多いです。薄いものは、上に敷布団を重ねると寝心地がよくなります。
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Qソファマットレスはカビる?
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A床に直置きなので、湿気がこもるとカビることがあります。週に1〜2回立てて風を通し、床との間に除湿シートを敷くと防ぎやすくなります。
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Qソファマットレスとソファベッドはどっちがいい?
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A安さ・軽さ・部屋の広さを重視するならソファマットレス、ソファとしての座り心地を重視するならソファベッドが向いています。
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Qソファマットレスの捨て方は?
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A多くの自治体では粗大ごみとして出せます。出し方や料金は自治体によって違うので、住んでいる市区町村のホームページで確認しましょう。
まとめ:デメリットを知って選べば、ソファマットレスは便利
ソファマットレスは、デメリットを知ったうえで選べば、狭い部屋をぐっと広く使える便利な家具です。
自分の使い方に合った厚みと重さのものを選んでみてください。
\ 迷ったら、底つきしにくい極厚20cmタイプから /
